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ゆーさん@こめんと…
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4話「攻略の条件」
午後の授業が始まっても 俺の頭には昼休みの出来事が残っていた
突然のあーんに 初対面とは思えない程の距離の近さ
それなの好感度は22から ピクリとも変わらない
ないこ
つい口からこぼれてしまった
教師
ないこ
あぶない… ぼーっとしすぎた
攻略対象の好感度が全く上がらない …なんて誰にも相談できるわけが無い
誤魔化すようにして俺は教科書に目をやる
それにしてもおかしい
ゲームをやっていた時はイベントや会話をこなせば当たり前のように好感度が上がっていたのに
選択肢を選んで…好感度があがる……
選択肢…?
そうだ、この世界には選択肢がないんだ
ゲームの世界に入ったから自由に動けるってことなのか…?
もしかして簡単だと思っていた攻略も どうも簡単ではないらしい
りうら
隣の席から声をかけられ 思わず肩がはねる
りうら
りうら
そういい俺の顔を覗き込む
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
素直に本当の事を相談出来るはずがない
俺が考えているのは 友達との仲良くなり方なんかじゃなく 攻略対象の好感度の上げ方だ。
りうら
りうら
あまりにも迷いなく言うもんだから 思わず目を見開いてしまった
ないこ
りうら
当たり前のことを言うように少し笑う
りうら
ないこ
確かに。 ゲームを攻略しないとと思い 難しく考えすぎていたのかもしれない
りうら
りうら
りうら
ないこ
放課後になり スマホを見ながら頭の中で好感度を確認する
大神りうら 35 稲荷ほとけ 22 有栖初兎 39 猫宮いふ 25 獅子尾悠祐 26
ほとんど変わっていない好感度に頭を抱える
このまま誰の好感度も上げられなかったら、いつまで経っても元の世界に帰れない。
…いや、そんなことはない ゲームなんだから必ず攻略方法があるはず
問題はそれを俺がまだ 見つけられていないだけ
ないこ
クヨクヨなんてしてられないと 顔を上げる
まず1人ずつちゃんと攻略対象と向き合おう
そう考えて、頭に浮かんだのは もちろんゆうすけだった
ゲームの中で 俺が何度も攻略していた人
ないこ
ふと胸の奥に小さな違和感が生まれた。
何度も攻略したはずなのに
そう覚えているはずなのに
ないこ
どんなイベントがあった?
どうやって仲良くなった?
どんな会話をした?
思い出せない
ないこ
思い出せないことを今は考えても仕方ない ゲームの世界にいる以上 ゲームを攻略すればいい そう自分に言い聞かせて鞄を手に取った。
ないこ
そう思い俺は教室を出た
コメント
5件
見たい見たい見たい見たい見たいみたい(((
わー😭‼️可愛いぃ…🫠戸惑ってる桃さん見て応援したくなっちゃいます( ՞. ̫ .՞)"💘
読ませていただきました!今回のエピソード、すごく好きでした。りうらさんの「一緒にいればいいんだよ」というアドバイス、すごくシンプルだけど核心を突いてて心に残りました。ないこくんがゲーム攻略に必死になるあまり、当たり前のことを忘れてた対比がいいなあ。あと、ゆうすけくんの攻略方法を思い出せないっていうのも、この世界のルールに関わる大事な伏線になりそうで気になります。続きが楽しみです!