2002年10月某日
夜
びゅん
あちこちで枕が飛び交っていた
毘翠
ぶっ
枕が毘翠の顔面に当たる
咫穏
(容赦ない)
琉誓
わーい! 当たった♪
葬舞
──甘いぞ
思いっきり枕を投擲した
琉誓
…………!
瞬時に交わす
琉誓
危なかった
その直後、べつの枕が後頭部に直撃した
毘翠
さっきのお返しだ
咫穏
(……隙がない)
なんとか投げつけようとするが──
咫穏
(避けられるのがオチだ)
琉誓
琉誓
そんなに迷ってたら、勝ち残れないよ?
にこ
咫穏
しまっ……!
枕が顔面に当たり、そのまま倒れ込む
びゅん
びゅん
その後も枕は飛び交う
琉誓
ここまで残るなんて、やるじゃないか
咫穏
…………
避けるだけで精一杯だった
咫穏
(……せめて一矢報いたいな)
葬舞と毘翠は相手の隙を窺おうと、枕を抱えたまま硬直状態になった
葬舞&琉誓&毘翠&咫穏
(──次で決める)
すぱーん
襖が勢いよく開いた
葬舞&琉誓&毘翠&咫穏
…………?!
“主君“が鬼のような形相で立っていた
絢斗
絢斗
……いつまで騒いでんだ? お前ら
葬舞&琉誓&毘翠&咫穏
…………
絢斗
さっさと寝ろ
襖を閉め、自分の部屋へ戻っていく
葬舞
葬舞
……寝るか
琉誓
……うん
毘翠
……そうだな
咫穏
(……怒らせたら絶対ダメなやつだ)
4人はおとなしく布団にもぐり、目を閉じた







