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不意打ち恩赦ゲーム ルール
参加するのはセイヤ、イチカ、ヨウタ父の3人。
ゴミは声掛けに続いて【恩赦たまわる】か【許しはせん】と答える。
ゴミの回答が【恩赦たまわる】の時に謝罪することができればセイヤ達の勝ち。 できなければゴミ達の勝ち。
一度も恩赦を出さずに5セットが終わってしまった場合は、ゴミの負けとなる。
恩赦は予期できないタイミングで出される。
ゴミ
ゴミ
ゴミ
ゴミ
まるで小さい子の遊びだ。
だるまさんが転んだ――と同じようなニュアンスで発声したゴミに、恐ろしいほどの無邪気さを感じた。
ゴミ
ゴミ
ゲームはまだ1発目。
ここでいきなり【ごめんなさい】とは言えない。
人間、誰でも様子見をしてしまうことだろう。
ゴミ
ゴミ
ハカセ
ハカセ
セイヤ、イチカ、ヨウタの父。
この3人は基本的に孤軍奮闘になるとばかり思っていたから、ハカセの提案はありがたかった。
ゴミ
ゴミ
ハカセの提案が簡単に通ってくれた。
そこにセイヤは妙な不気味さを抱く。
彼女の余裕はどこから来ているのだろうか。
ハカセ
続いて、ハカセはゴミの母に向かって言う。
ハカセ
ハカセ
ハカセ
ハカセ
ゴミ母
ゴミ母
ゴミ母はそう言うと、銃口を降ろして教室の出入り口に向かう。
せめて、どちらか一方だけでも塞いでおこうと考えたのかもしれない。
ハカセ
ハカセ
ハカセ父とヨウタ父の足元には、この教室を制圧した時に使った銃が落ちていた。
しかし、不意を突いて反撃をしようとも、あちらは教室に爆弾を仕掛けてあると主張している。
だからきっと、ハカセ父達も簡単には反撃に移れない。
ハカセ父
ハカセ父は、教室の後ろにあった掃除用具入れを開けると、そこに銃をしまう。
たまたま鍵がついたままのロッカーだったから、鍵をかけて、その鍵をゴミ母のほうに放り投げた。
ハカセ父
ハカセ父
ハカセ父
ヨウタ父
セイヤ母
ハカセ父
ハカセ父
セイヤ母
セイヤの母は、そこでようやく被っていた鍋に気づく。
それを見て、ゴミはくすくすと笑った。
ゴミ
ゴミ
その笑いは大きくなる。
ヨウタ
ヨウタ
セイヤ
マドカ
ゴミ
ゴミ
ゴミ
ゴミ
急に真顔になったゴミ。
セイヤ達に回答を迫ってくる。
そこでようやく、それぞれのチームでの話し合いが始まった。
ハカセ
セイヤ
セイヤ
セイヤ
セイヤ
セイヤ
セイヤ
セイヤ
ハカセ
カシン
カシン
ハカセ
ヨウタ
ハカセ
ハカセ
セイヤ
ハカセ
ヒメ
マドカ
マドカ
ハカセ
ゴミ
セイヤ
ヨウタ
アカリ
ゴミ
ゴミ
ハカセ
ハカセ
セイヤ
セイヤ
セイヤが答えると、それを後追いするかのごとくイチカとヨウタ父が答える。
イチカ
ヨウタ父
ヨウタ父
全員、ここは【謝らん】一択。
ヨウタ
ハカセ
ハカセ
ゴミ
ハカセ
ハカセ
ハカセ
実は薄々、その可能性には気づいていた。
でも、だとしたら……。
セイヤ
セイヤ
――残り4セット。