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拝啓、ニセモノの僕へ。「完」

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拝啓、ニセモノの僕へ。「完」

4 - 4、それは俺らが知っている彼奴じゃない

♥

89

2025年04月11日

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ut

…、

言われた通り、部屋から出て 廊下を歩いていく。

訳も分からないまま、 自分の事が決まっていく。 まぁ、1ヶ月だけやし、…別にええんやけどさ、…。

綺麗な廊下だった。 陽の光が廊下に綺麗に差し込んで、 それをぼくはゆったりと眺めていた

ゆっくりと歩きながら、 自分の部屋を探す。

歩いていると、綺麗な ネームプレートを見つける。 木製の綺麗な板に鬱と綺麗に 大きく書かれた文字があった。

それは、自分の趣味に会うものだった

どうしてこんなに自分の趣味にあうものが作れるのか。なんて、分からなかったけれど…その文字を凄く気に入った

ゆったりと、その扉を開けた。

少し散らかっている部屋。 誰かが使っていたんか?…と疑問に思うほどには汚かった。

そんな室内は、煙草の匂いで 溢れていた。きっと、前に使っていた人が煙草を吸っている人なんだろう。 物凄く黄ばんでいる

なんて、部屋を見ているとベッドに 横になっている人物が 居ることに気づく

女の子だろうか…。 とても、綺麗な肌の子だ。 泣いた跡が残っていて…手には 赤い線が何本も入っている。 痛そうだなと、そんな事を思ってその子を見ている。

そういえば先程の会議の時に 目が合った子か。 女の子なんかな、・

そう思いながら見つめていると、 規則正しい呼吸を乱して、こちらを カッと睨みつけた

??

…誰やねん…っ、…て、

??

だいせんせ、…?

??

大先生やッ!!なぁ、ッ!!?そうやろ!!?

ut

…んぇ、…、

??

俺やって!

sha

シャオロンやって!!!

子供みたいに泣きじゃくりながら、 僕の肩を掴んでくる。 …、シャオロンって、警戒心が高いからってとんち言ってなかったっけ。

??

…何やってんねん。シャオロン。

??

だめやろ。”それにそれは俺らが知ってる大先生ちゃう。”

??

…そんくらい、…分かれよ

ふわりと、天と書かれた紙面を 揺らしながら桃色の瞳が僕らを 睨みつけていた。

sha

嫌やッ!!これは、大先生やねん!ッ

sha

帰ってきてくれたんやッ!!…なぁ、そうやろ?…ねぇ、…ねぇ、ッだいせんせ!!

??

…はぁ、…鬱。ごめんな。

その人はそう言って、泣きじゃくる シャオロンを抱き抱えて そのまま部屋から出て言った

??

この部屋は、好きに使ってもらって構わんから。じゃあな

そう言い残し、部屋を出てく。

ut

…なんやったんや、…、

ut

”俺らが知ってる大先生やない”…ってどういう事やろ…、

ut

…ぼくは、僕なのに。

ut

…はぁ、………

此処で僕は何をするんだろう。 何が幸せなんだろう。 よく分からないままこの場所に来て、 この場所で幸せを知る? どうしたら良いのかなんてわかんない

ut

……、

俺はよく分からないまま、 部屋のベッドに座り込む。

ut

…もしかして、前にも鬱って人が居たんかな…、

ut

…でも、それやったら。

ut

同姓同名をこの軍にまた連れてくるか?

というか、その前の鬱って人は一体どうなったんや?…亡くなられたとか…?

…そうなると、より 僕をこの軍に入れた 理由が分からへんねんなぁ……、

ut

…はぁ、……、

…訳も分からないまま、 部屋の中にいるとドアをノックされた

??

すいませーん!…夜ご飯の時間ですよ〜!

急いで立ち上がり、 扉を開けようとした

ut

んぇ、…ほんまですか。…食堂の場所が分からないんで案内頂いても…?

??

あぁ!全然大丈夫ですよ!

ut

…貴方は…?

??

俺?俺は___です!、
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