TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

sha

ぅぅ……っ( 涙 零

嘘をつく時みたいに

スラスラ本音を話せたらって

何回も思った。

でも、なかなか誰にも相談できなかった。

みんな忙しそうで

俺だけ、ほとんど暇だから

話し相手もいなくて。

sha

……っ

sha

もぅ……っいややぁ…っ( ヾ

子どもみたいに

ずっと、寂しがってた。

ut

ショピ〜

shp

……っ

珍しく、ショッピ君が

目を見開いて、画面を見ながら固まっていた。

ut

ショッピ……、?

shp

shp

ぁ…っ大先生……

ut

なんかあった……?

shp

ぁ、や……そうゆうのやのうて……

ut

おん……

shp

シャオさんが……

shp

泣いてる様に見えて……

ut

シャオロンが…??

shp

……( 頷く

ut

……部屋から出て行ったん……?

shp

多分……、

shp

まだ敷地から出てないんですけど…

ut

…、俺行ってきてええか……?

shp

……

shp

もちろん。

ut

なるべくすぐ帰るから、

ut

また頼んだ!

shp

うっす

ショッピ君は、そう短く返事をした。

shp

不安は募るばかり。

シャオさんは大切な人。

この軍には欠かせない、大切な存在。

その大切な人が

消えてしまいそうで怖かった。

shp

救ったってくださいな

shp

……、大先生…っ

そう、遠くなって行く

大先生の背中を押すように呟いた。

shp

っさ…、監視頑張るかぁ……

ci

ショッピー

shp

あ、チーノやん

ci

ーーーーー

shp

ーーーー

ut

……

あの後、廊下でシャオロンに追いついた。

でも、声はかけなかった。

声をかけたらダメだって

直感的にそう思った。

ut

…ぅ〜…っ

ut

どこ行くねんこいつ……っ

sha

……

sha

……

大先生が後ろから付けて来てるのは気づいてる。

大先生も大先生なりに

何かを頑張ってるようだから

見て見ぬふりをした。

sha

…っ( 走

sha

……

sha

ぁーあ、っ( 笑 呟

失敗したら、失敗したでいい。

ただ、試してみたい。

sha

……

sha

じゃぁね。大先生( 振向

ut

っ!?

sha

っ、( 飛

sha

じゃぁね。大先生。

ut

っ!?

気づかれてないとは思ってなかったけど

いざ急に振り向かれると

さすがに吃驚する。

そして、今からシャオロンが何をするかなんて

手に取るように分かってしまった。

sha

っ、( 飛

ut

シャオロン…ッッ!!

あいつは海に飛び込んだらダメだ。

飛び込んだら、あいつは…。

俺が、助けなきゃ。

ut

…っ( 飛

ジャブン

そんな音と共に、俺の体は水面に打ち付けられて

飛び降りた勢いのまま

ゆっくりと沈んでいった。

このまま死ねたら、良かったかな

くらいの、軽いノリ。

sha

…( 泡 吐

呼吸ができなくなってきて

そろそろか、そんな事を考えていたら

誰かが水に入る音が遠くに聞こえた。

sha

……

俺は目を開けた。

でも、水のせいで、全く前が見えない。

なんなら、前後左右も上下も

全く分からなかった。

ただ、水面に射す光がぼんやりと見えるだけ。

sha

( 俺 … 死ぬのかな…っ )

そんな事を思った途端

腕をグイッっと引っ張られた。

俺は助けられて安心したのか

それとも、呼吸ができなくなって 酸素が回らなかったのか、

意識を手放した。

  

あいつが死ぬ…ッのは…

  

お前のせいッ、だ…ッ

ぼんやりと景色が見える中

その言葉だけが、俺の耳に入った。

心にも刺さった。

このたった一言が

いつまでも、俺を縛り付けてた。

助けて

そう心の中で叫んでも

口に出さなきゃ伝わらない。

言えるはずなんてない。

散々俺がみんなを連れ回してるんだ。

いろんな悪戯して振り回してんのに

今更助けてなんて、言えるはずないよ…ッ

sha

…ッたすけてよ…ッ、

シャオちゃんッ!!

ut

シャオちゃんッ!!

sha

……っ、!

sha

だ…ッゲホッヒュッケホッぇ"ほ"っ

ut

大丈夫……っ、?

sha

ゲホッゲホッ"

sha

大…、じょぶ……っ

ut

……

ut

何してんねん、お前…っ

sha

……

sha

海泳いでみたかってん…( 笑

ut

sha

海泳いでみたかってん…( 笑

ut

違う…、違う。

そんなんじゃない。

今シャオロン…お前が言いたいのは…

ut

そんなことちゃうやろ…ッ

sha

…っ、!

sha

…っ、!

突然、大先生が大声をあげた。

大声と言うより、別のものに近いもの。

「そんなことじゃない」って

何か求めてたのと違ったかな。

なんて言えば正解だった?

そんな考えが渦巻いてた。

sha

sha

何が…っ?( 笑

ut

助けてって言ってくれ……っ

sha

…ッ

そんな簡単に言えるものじゃない。

ちょっとだけ、怒りが湧いた。

無責任な言葉を発する大先生に。

sha

ぅるさいんだよ、ッ!

sha

んな…ッ、簡単に言えないよ…ッ

sha

言えたら…ッ、

sha

こんな事、しようと思ってないよ…、ッ

ut

…ッ!

変なところで強がる。

これだからいつまで経っても

自分が好きになれないんだ。

𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩ ♡500

ヒール。〚完結〛

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

1,181

コメント

36

ユーザー

物語ももちろんそうなんだけど、言葉選びが凄すぎる...続き待ってます!

ユーザー

そうだよね、簡単に言えないよなぁ〜、でも言わなホンマに突然いなくなりに行きそうやで、、syaちゃん。ut先生頑張って救って!! 続き待ってます!

ユーザー

コメント失礼します.ᐟ‪ まじutこっからがんばれぇっ... .ᐟ‪🙏🏻 今回もさいこーでした.ᐟ‪次回も待ってます.ᐟ‪.ᐟ‪

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚