明日香
あ、あの…
千野フシギ
っ…?
明日香
ワンちゃん、逃げちゃった…
菜々花
明日香が怪物だと思って「化け物!」って石を投げたら行っちゃって…
明日香
ごめんなさい…
千野フシギ
…!
ジミー
はぁ…
ジミー
どうしたらいいんや…
momo
私ガ力になりまスヨ
ジミー
お前は信用せえへん!
momo
それでも力になりまスヨ。
ジミー
…
焼き肉の臭いがする。
ジミー
…!(芸)
momo
…
ジミー
ハッ!俺は今何してたんや!?
momo
チンチンしてましたネ。きっと店員にもらいたかったんでしょウ。
ジミー
そんな…
ジミー
(俺はどうなってしまうんや…)
momo
私ガ指定する場所に行くと助かりますヨ。
ジミー
…?あ、あぁ…
ジミー
あれは何や…橋?
momo
犬死橋デス。
ジミー
犬死橋?
momo
犬がこの橋を渡ると突然死にたくなりマス。
ジミー
んな馬鹿な…w
橋の上に来る
ジミー
…
水面に化け物とかしたジミーがフシギの首に食らいつく姿が映る。
ジミー
は?
momo
ドウヤラ近い将来のジミーさんのようデスネ
ジミー
…
momo
先ほどあなたは「迷惑になりたくない」と言っていましたヨネ?
momo
ならあなたが消えればいいのデス。
ジミー
俺は…
ジミー
俺なんかいないほうがいいんや…
飛び降りようとする。
足に何か突っかかる
千野フシギ
見つけたよ。ジミー。
ジミー
あ…
ジミー
あああああぁあっ!いたい!痛い!
千野フシギ
…!(手を放す)
フシギとの思い出が溶けていく。
ジミー
あぁっ!嫌やっ!あぁぁぁぁ!
千野フシギ
ジミー、!
ジミー
ガウッ!
もう自分が誰かも理解していないようだ。
千野フシギ
(手を伸ばす)
ジミー
ガブッ、!
千野フシギ
いっ…!
ジミー
ガウッ…
ジミーは本能的に怯んだ。
なにか、いけないことをしてしまった。
そう思った。
ジミー
はぁっ…はぁっ…
ジミー
(あいつは、誰や?俺は、誰なんや…?)
ジミー
(俺はあいつに会ったことがある…)
赤いフードの少年が何かを持って駆け寄ってくる。
千野フシギ
これでも着てれば?
ジミー
えぇっ、これ…?
千野フシギ
ちゃんとフードもついてるよ
ジミー
あっ
千野フシギ
…
千野フシギ
くさいんだけど。
ジミー
しゃ、しゃあないやろ!ゴミ箱の中におったんやから!
ジミー
名前はなんていうんや?
千野フシギ
僕?
千野フシギ
僕は…
”千野フシギ”
ジミー
せや!
ジミー
あいつは俺の相棒のフシギや!
ジミー
フシギのこと忘れてまうなんて、おれはもうあかん…
???
やっぱりここに来ていたね。
ジミー
、。!フシギ!
千野フシギ
ここがどこかわかるかい?
ジミー
ここは…
俺とフシギが初めて出会った場所…?
千野フシギ
そうだ。
千野フシギ
今、呪いのマークを回収すれば君は元に戻ることができる。
ジミー
、。嫌や!俺はこのままでいたい!
ジミー
お前と旅がしたいんや!
千野フシギ
、!
ジミー
俺は…いなくなるのが嫌なんや…
千野フシギ
ジミー…君はいるよ。僕の…心の中に。
ジミー
…せやな…
ジミーの呪いのマークが回収される。
ジミー
…
ジミー
うおっ
ジミー
寝てた…?
なんとなく楽しい夢だった気がする。
横には黄色いレインコート。
ジミー
…
男性はそのレインコートをなんとなく拾った。
momo
私ガ力になりまスヨ。
千野フシギ
キミがジミーをたぶらかしたのか。
千野フシギ
今すぐキミのマークも回収してやる
千野フシギ
裏アプリ。
momo
それは困りますネ。なぜならあなたは今からあの子に会うんですカラ。
千野フシギ
…
momo
えぇっと…ソコを右です。
千野フシギ
…!
千野フシギ
ヒミツ!
ヒミツ
お兄ちゃん…
ヒミツ
ふふっ、いいことを教えてあげるわ。