テラーノベル
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ピンポーン
この音で、一瞬呼吸を止めた
あっきぃ
そう思ってた
ピンポーン
短くて、遠慮のない押し方 知ってる
あっきぃ
スマホを見ると、通知が来ていた
ぷりっつ
玄関の向こうから、 かすかに足音が聞こえた
ドア越しの現実 本当に来た。探しに来た
だけど、 胸に湧いたのは、安心じゃなかった
怖さだった
あっきぃ
今の自分を見られたくなかった 何も出来なくなった自分を
期待されるのが、もう無理だった
ピンポーン
ぷりっつ
声がはっきり聞こえた 優しい声だった
だから、余計にきつい
あっきぃ
あっきぃ
・・・
ぷりっつ
あっきぃ
あっきぃ
あっきぃ
ドアの向こうでぷーのすけが 息を吸う音がした
ぷりっつ
あっきぃ
あっきぃ
あっきぃ
ぷりっつ
その言葉に一瞬、 胸がドキッ、とした
あっきぃ
あっきぃ
あっきぃ
あっきぃ
あっきぃ
あっきぃ
・・・
・・・
・・・
インターホンは鳴らない 足音も、動かない
ただ、ドア一枚隔てて 俺らが立っている
あっきぃ
あっきぃ
あっきぃ
あっきぃ
しばらくしたら、 足音が離れていった
完全に消えるまで 俺はドアを見つめていた
鍵をかけ直す音が やけに大きく響いた
俺は床に座り込んだ
胸の奥が、 ずっと冷たい
あっきぃ
あっきぃ
助けは、 確かにそこまで来てた
でもーー
拒絶したのは 自分だった
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
明日も投稿する……かも??
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