牧野大智(新田の飲み仲間)
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紗羅
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牧野大智(新田の飲み仲間)
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魔叉琉
紗羅
魔叉琉は、出掛けた時とは違う 緩いグレーのパーカーを着ていた
右足を庇うように立ち、左手首と 額には包帯が巻かれている
口元には出血した跡があり 痛々しい
それでも
紗羅
紗羅
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
紗羅
紗羅
魔叉琉
牧野大智(新田の飲み仲間)
牧野大智(新田の飲み仲間)
牧野大智(新田の飲み仲間)
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
ピピピピピピ......
魔叉琉
新田武司
魔叉琉
魔叉琉が駆け寄ろうとした時
・ ・ ・
ドオオオオン
衝撃で、魔叉琉は尻餅をついた
魔叉琉
爆発音は、2階からのものだった
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
体を起こし、もう一度 駆け寄ろうとした時
天井が崩れ、2階の天井と 2階の床が瓦礫と化した物が
真下にいた魔叉琉めがけて 落ちてきた
魔叉琉
咄嗟に後ろに跳んで避けたが 瓦礫の端が右腕を切り裂いた
鮮血が床に飛び散る
その床に火の粉が落ち 次の瞬間燃え出した
魔叉琉
魔叉琉
ふと、雨水らしき液体が溜まった バケツが目に入った
臭いを確かめ、灯油でない事を 確認してからそれを被る
傷が痛んだが、仕方がない
新田と魔叉琉の間には瓦礫が 積み上がり
どうあがいても手が届くとは 思えなかった
魔叉琉
魔叉琉
踵を返し、出口に向かって走る
その途中、幾つかの部屋の前を 通った時だった
魔叉琉
魔叉琉
ドオオオン...
部屋の中で小規模な爆発が 起こり、ドアが吹き飛ぶ
魔叉琉
飛んできたドアに押された魔叉琉 は、壁に背中を打ち付けられた
咄嗟に左手を前に出したことで 左手首に痛みが走る
また、ドアがぶつかった事で 額と右足から血が流れていた
魔叉琉
魔叉琉
手放しかけた意識を引き寄せ 気力でドアを体の上からどける
落ちていたハンカチをポケットに 入れて、炎を避けつつ
魔叉琉は廃工場から出た
魔叉琉
魔叉琉
藤野警部
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
牧野千影(大智の妻)
紗羅
魔叉琉が取り出したハンカチ
それは、紛れもなく千影の 持っていた物と対になる物だった
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉と紗羅の声が重なる
『犯人は』
『あなただ!』 『あなたよ!』
牧野千影(大智の妻)
牧野大智(新田の飲み仲間)
牧野大智(新田の飲み仲間)
藤野警部
牧野大智(新田の飲み仲間)
藤野警部
牧野大智(新田の飲み仲間)
牧野大智(新田の飲み仲間)
牧野大智(新田の飲み仲間)
藤野警部の手を振りほどき、 大智はナイフを取り出した
大智はその鈍く光る切っ先を その場にいる全員に向けた
魔叉琉は紗羅を背中に隠し 身構える
牧野大智(新田の飲み仲間)
魔叉琉
魔叉琉
紗羅
牧野千影(大智の妻)
藤野警部
牧野大智(新田の飲み仲間)
牧野大智(新田の飲み仲間)
言うが早いか、大智はナイフを 投げ捨てて走り出した
魔叉琉
藤野警部
藤野警部の声と共に 刑事達が走り出す
藤野警部
藤野警部
藤野警部
紗羅
慌てて頭を下げる紗羅に合わせ、 悔しさに唇を噛みながら、 魔叉琉も無言で礼をした
後日、盗難車で逃走していた 牧野大智が検問で逮捕され
事件は無事、解決した
魔叉琉の負った怪我も順調に 回復している
紗羅
魔叉琉
魔叉琉
紗羅
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
紗羅
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
紗羅
少し頬を染めた紗羅は、 ゆっくりと魔叉琉を抱き締めた
魔叉琉
紗羅
魔叉琉
紗羅
紗羅
魔叉琉
紗羅
魔叉琉
抱き締め返された温もりに 鼓動が跳ねた
紗羅
魔叉琉
紗羅
紗羅
紗羅
魔叉琉
紗羅
紗羅
魔叉琉
紗羅
愉しげな話し声が
穏やかに戻った日常に 溶けていく
事件解決の幸せと 大切な人が無事という幸せ
その幸せに包まれて 2人の探偵は笑いあった
~紗羅の推理 完
次回
閑話休題:死こそ最高の美
紗羅
魔叉琉
魔叉琉
紗羅
魔叉琉
魔叉琉
紗羅
魔叉琉
紗羅
紗羅
紗羅
魔叉琉
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