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零下

何言ってるんですか?

ロボロ

…え?

“何を言っている”か?

俺が“弱い“という事実だよ

お前にならわかるはずだよな

零下は“強い“から

零下

……すこし来てください

零下

…じっとしててくださいね

零下はそういいながら俺の腕に手をかざす

ひんやりとした、気持いい冷気が俺の腕に触れる

ロボロ

…これが回復魔法?

零下

そうです

零下

…あの

ロボロ

なに?

零下

…先程、ロボロさんは自分のことを“その程度の人間“と言いましたが

零下

“私から見たロボロさん“は強いです

零下

人の基準が違うのなら

零下

それは“気持ちの問題“です

零下

だって人は“ひとりひとりちがうんですから”

零下

…ロボロさんの戦闘シーンとかまだ見たことないですけど

ロボロ

……

零下

これは全部ロボロさんの言葉です

零下

一夜で全て忘れましたか?

回復が終わると零下は立ち、ドアへ向かった

ドアの前で少し止まって

零下

……

考え事をして、出ていった

零下

…それでは

|・ω・*)ノ|Юガチャ

ロボロ

…すごいやん

ロボロ

何一つ痛ないわ……

「これは全部ロボロさんの言葉です」

ロボロ

…確かに昨日俺は言ったよ

ロボロ

やけどそれは形だけのもんや…

ロボロ

俺はそんなこと思ってない

ロボロ

…俺、やっぱり弱いねんな……

|・ω・*)ノ|Юガチャ

ゾム

よう

ロボロ

…なんやゾム

ロボロ

今日はちゃんとドアから入ってきて

ゾム

いや、お前がへこんでるって“聞いて”ねぇ

ロボロ

…誰に?

ゾム

?零下

ゾム

優しいやん零下

ゾム

てかそんなことより

ゾムは俺が座ってるベッドに座り、

俺の肩にポンと手を置いてこう言った

ゾム

俺は仲間や

ロボロ

…?

少し間が空き、言った

ゾム

お前が弱くても、俺の仲間

ゾム

弱いことないけどな

ゾム

…弱音も、泣き言も、後悔も

ゾム

ぜーんぶ

ゾム

俺達が受け止める

ロボロ

…そんなことはわかってるわ

仲間が心強いのはわかってる

”仲間が心強い”?

なら、“俺”は?

ロボロ

…お前達は強いよ

ゾム

…アホかお前

ロボロ

は?

意味がわからなくてゾムの方に振り返ると

ゾムは

密かに泣いていた

ロボロ

…えっ⁉

ゾム

……

ゾム

お前は自分の棚を下げすぎや

ゾム

ココに入ったのも

ゾム

お前が“国を守ってみたい”って

ゾム

言ったからやろ

ゾム

長い付き合いや

ゾム

10年以上も一緒におる

ゾム

お前の“強さ”は俺が知っとる

ロボロ

……!

俺の“強さ”…?

そんなもん…

ロボロ

何…?

ゾム

?何が?

ロボロ

俺の“強さ“って

ロボロ

何?

ゾム

……

ゾム

お前の“強さ“はな

ゾム

“こんな仲間思いの仲間を持った強さ“やで!!

その時扉が開いて

開いたさきに居たのは…

ロボロ

…!

グルッペン

へこんでいるようだな

コネシマ

なんやお前らしくない

鬱先生

一人で抱え込むのやめろや〜

鬱先生

癖やで〜

シャオロン

俺ら仲間やろ?

ショッピ

ロボロさんが弱いならロボロさんに負けていった他国の軍はどうなるんスカ

チーノ

ゴミちゃう?

エーミール

一緒に本読みません?

トントン

大丈夫、お前は強い

桜月

うんうん

桜月

困ったときは頼りしていいんだよ

長期任務中でいなかった人もいたけど

いる人は全員来てくれた

それに…

零下

……

零下

…私は先程言いましたから

ゾム

おい照れとんとちゃうぞ?w

桜月

え、零下照れてるの〜?

零下

なっ⁉

零下

照れてません!!!

ロボロ

なら、言ってや!

コネシマ

恥ずかしがらんでええで?

鬱先生

そそ〜

鬱先生

何言われてもロボロは(多分)生きてるから

シャオロン

それほんまか?w

チーノ

じゃあお茶(めんつゆ)飲ませましょ

エーミール

空気壊さないで!w

ショッピ

どうなんすか、零下さん

トントン

ええで、何でも言いや!

零下

……

零下

ロボロさんは強いですよ

ゾム

…な?

ロボロ

…おん

ロボロ

もうわかっとる

俺、まだ“強さ”に恵まれたとは思わんけど

“仲間”には

恵まれたんやな–––––––––。

待っている人がいる。

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