数日後
愛結
おっと皆さん、序盤から私のお悩みを覗き見しましたね?
そうなのです、実は全くあの人帰ってこないんです!
忙しいのはわかる…怪獣駆除が忙しいのもわかる……別にわがままは言わない、でも言うのであるのならばたまに位は顔を出せと言いたいです
義父とお母さんはお仕事だし……休みの時は2人でデートに行っちゃうし…私一人の時間がとても多いのです
その分私は家のことをやるだけで…暇なのです
愛結
副隊長という名の兄は仕事三昧…母と義父はデートやらでイチャイチャするのに忙しい……私は…なんというか……家政婦みたいな気分だ
わがままを言う暇もなく家の事をやらされ、今は隊員にでもなって死ねればいいか…位にしか考えていない、命の価値が分からなくってしまったのだ
愛結
……怪獣の中は臭いと思うからやっぱやめよ(?)
まぁでも…命の価値が分からなくなったのは本当だ
この家族に私は不要だ…せいぜい持って、あの二人からしたら私は家でイチャイチャできないようにさせている様なものだ……
愛結
……決まったら即行動!★だぁじょぶだぁじょぶ何とかなるわ!(この後、本当に何とかなるのであった)
愛結
行動力の塊ですね……
バスの中
今はバスに乗って駅に向かっている途中
このバスは途中で第3基地付近のバス停に停るが……多分平気だろ(フラグ1)
愛結
フラグ2
愛結
フラグ3
愛結
【次は〜○○、お降りの方はお知らせ下さい、○○の次は第3基地、第3基地】
愛結
なんて考えながら次のバス停○○を過ぎ、第3基地付近のバス停に停まった
愛結
確認がてら窓を眺めていると…そこには我が鬼がいた…
愛結
運転手
プシュー…ピンポンピンポン
扉が開いたと同時に私は荷物を持って逃げる様にとか使わなくていい、逃げた
宗四郎
愛結
こうして…私は暫く副隊長と鬼ごっこが始まった(すぐに捕まったが)
私が家を飛び出す時間帯は夕方だったため…気付けばバスに乗っている間には夜になり……そこから更に逃げ気づけば空は真っ暗…真夜中とまでは行かないが…まぁ、7時8時程度と思ってもらえばいい
宗四郎
愛結
流石…と、言うべきか……スーツを着ていなくても素でこの速さ…フィジカルの差はほぼ絶壁って事か……
宗四郎
愛結
宗四郎
愛結
愛結
宗四郎
愛結
しょぼんとしながら振り払って「ごめんね、家の鍵はあると思っちゃったから閉めちゃった……ないなら…えっとね…鍵の着いたポストの中に入れて置いたからそこから出してね」とだけ言って離れようとした
宗四郎
愛結
宗四郎
愛結
名前を呼ばれたかと思ったら今度は「どこに行くか」だ
ずっと仕事仕事の癖になぁにが「どこに行くつもりだ」だよ
愛結
宗四郎
愛結
宗四郎
宗四郎
愛結
宗四郎
宗四郎
そう言いながら初めて抱き締められた、頭を撫でられた
自分の乱れた心が落ち着かされるように…ゆっくり……優しく、頭を撫でられ…声を掛けられた
宗四郎
愛結
宗四郎
愛結
この人は優しいんだ…
そんな優しさに私は甘えてしまった…本当は良くないのに…ただの平民と此処を守っている隊長の補佐的な人……甘えられる立場では無いのに…
宗四郎
愛結
宗四郎
愛結
ルンルン気分のお兄ちゃんは私の手を強く握って第3基地に連れ込まれた
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩♥100
コメント
3件
めっっちゃ良いです‼️ 続きを楽しみにしてます❗