主
主
主
主
主
主
主
翠
主
翠
主
翠
私はそう云いながら、磨き終わったビー玉を太陽に照らす。
此のビー玉は、乱歩さんの付添に初めて行った日に貰った物だ。
隙間時間を使って磨いたり、太宰から貰った謎の液体をつけたら、想像以上に綺麗になった。
翠
少し期待を抱いて、私は部屋から出た。
時折ビー玉に視線を移しながら、探偵社への道を歩く。
探偵社に入社してから一週間が経った。
はじめは任務を遂行するのに誰かがついていてくれたけど、今では一人で依頼を達成できるようになった。
ビュオッ
翠
風が急に吹いてきたが、直ぐに止まる。
すると、視界の隅に何かが映った。
翠
一枚の紙だった。私はその紙を拾う。
翠
その紙はクレープのチラシだった。私はそのチラシを見ながら、探偵社へと足を進めた。
探偵社の前につくと、これから仕事に行くのか、鏡花ちゃんと敦に会った。
敦
鏡花
翠
二人に挨拶を返す。
敦
私が持っていたチラシに、敦が指をさす。
敦
翠
敦
鏡花
敦
敦の感想を聞きながら、そのクレープを思い浮かべる。
敦
鏡花
鏡花ちゃんと敦は共感し合いながら語る。
敦
翠
私はそう云って、二人と別れた。
扉を開ける。
潤一郎
ナオミ
翠
ナオミちゃん達に挨拶をする。
如何やら依頼に出たり、出かける人が多く、人があまり居なかった。
翠
乱歩さんが何時も座っている、中央の席に向かう。
翠
其処に乱歩さんの姿はなかった。
翠
潤一郎
翠
そう云って私は、小さなメモ用紙にビー玉を磨き終わったことを書き、メモの上にビー玉を置いて、その場を後にした。
チラシを見る。
翠
敦達が感想を云っていた時の、幸せそうな表情を思い出す。
翠
翠
チラシを見ながら歩き回る。
翠
そう云いながら足を進めていたその時
ドンッ!
???
翠
ぶつかった相手の子が後ろへと転びそうになる。
翠
手を掴み、自分の方へ引っ張る。
翠
すると勢い余った所為で、逆に後ろへと転んでしまった。
???
翠
翠
???
その子は立ち上がって云った。
『僕が怪我しなくて良かったね!』
翠
???
翠
私は立ち上がって、彼に近づく。
翠
???
私は、彼の服についた汚れをサッと払った。
翠
???
私がそう云うと、彼は少し目を丸くした。
???
翠
???
翠
私は少し首を傾げた。
翠
???
彼はポケットから一枚の紙を取り出し、私にバッと見せる。
???
翠
???
???
翠
???
翠
???
翠
彼の手を握り、引っ張る。
翠
???
???
彼はニコッと笑った。
翠
立ち止まり、彼の方を向く。
???
翠
すると、彼は手に持っていた"人形"をギュッと握って云った。
???
???
ポートマフィアの皆からは Qって呼ばれてるよ!
翠
ポートマフィア…?
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