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スイ星
スイ星
スイ星
スイ星
スイ星
スイ星
Q
翠
Q
そう云うと、久作君は再びクレープをたべはじめる。
Q
翠
そんな彼を見て、私は小さく微笑んだ。
〜数分後〜
Q
翠
私は笑いながら云う。
翠
キキーッ
突如ブレーキ音が響いたと思いきや、数台の車とトラックが私達の周りを囲む。
Q
翠
久作君を守るように、私は前に出て片腕を少し上げる。地面が割れるような音が、耳に響いた。
トラックから、数人の男達が出てきて__…
ガチャ
翠
その男達は銃を持っていた。そしてその銃口は私達に向けられる。
Q
ダダダダダダ!!
Q
銃声がなった。
もし僕に怪我を負わせたら、異能が発動する。だから別に大丈夫だったのに。
気が付いたら____…
翠
目の前におねーさんが居た。
おねーさんの体から滴り落ちた血が僕の頬をなぞる。おねーさんの青色のワンピースは、血に染まっていた。
翠
力が抜けたかのように、おねーさんは倒れてきた。
然し僕はおねーさんを支えられずに、後ろに倒れた。その体に触れた瞬間、僕は思わず息を呑んだ。
おねーさんの体が冷たくなっていたのだ。
Q
すると、おねーさんをコロした人達が近付いて来て、僕の額に銃口を当てる。
Q
ボウッ
おねーさんの体が微かに光った。けれど、男の人達は気付いていなくて
ガチャッ
翠
おねーさんは銃を掴んで、自分に向けた。その行動をおかしいと思いながらも、僕は動くことができなかった。
男
男の人達の顔色な一瞬で変わり、冷や汗が滲み出ていた。
翠
話す最中、おねーさんの体の下には血の海が広がっていく。
Q
翠
おねーさんが倒れる。僕は呆然と見ていることしかできなかった。
男
トラックからもう一人の男が降りてきて、目の前の男の人達に怒鳴る。
男
男
男達がおねーさんを担いで離れてく。何故か僕は、其処から立ち上がる事が出来なかった。
Q
なのに僕は、おねーさんに手を伸ばした。
『久作君、美味しい?』
Q
小さく唇を噛み、僕は人形を持って走り出した。
先刻撃たれた傷の痛みが、なくなっていくのが判った。
異能が発動したのだろう。ゆっくりだが、五感が徐々に明確になっていく。
「___さ_」
何だろう、誰かの声が聞こえる。
「お___さん、おねーさ_!」
翠
Q
翠
瞼を開く。眼の前の景色に色彩が付くと、其処には久作君が居た。
Q
久作君が居たことに、私は驚愕していた。
翠
思わず曖昧な返事をしてしまう。 驚きを隠せないでいたが、私は一瞬で我に返った。
翠
逃げたばすじゃ____…
Q
Q
翠
翠
ガタンッ!
翠
Q
原因不明の揺れが体に伝わり、思わず倒れそうになる。
翠
Q
彼の言葉に、私は小さく安堵する。
翠
翠
翠
私は、近くにあったダンボールを見つけると、中身を全て取り出した。
Q
久作君が話しかけてくる。この方法は、決して安全ではなかった。然し、少しはマシだと思ったのだ。
翠
翠
Q
少し声を震わせながら、彼は私の服を握った。
翠
翠
翠
私の為に、トラックの荷台に乗ってきてくれただけで、優しいのは一目瞭然だ。
だからこそ、
翠
翠
Q
久作君はそう云い、ダンボールの中に入った。
翠
Q
翠
Q
彼はこの言葉を聞いて目を丸くした後、少し悲しげな表情をした。
この言葉の意味を理解したのだろう。
Q
不安気に呟いた彼の言葉に、小さく共感してしまった。
それでも私は、小さく笑みを作って、彼に云った。
翠
『きっと皆が助けに 来てくれるから』
翠
久作君の頭を優しく撫でる。
Q
彼のその言葉を聞いて、私はダンボールの箱を閉じた。
翠
翠
キキーッ!!
揺れが止まった衝撃で、私は横に倒れる。
翠
ゆっくりと起き上がると、荷台の扉が開き、光が差し込んでくる。
眩しさのあまり目を瞑っていると、誰かの声が聞こえた。
???
白衣を纏った青年が現れ、ポケットに手を突っ込みながら、此方に近付いてくる。
???
悠長に話す彼に、私は驚きを隠せなかった。
???
独り言のように呟いた後、青年は少し不気味な笑みを浮かべる。
『被験体017』
其処には、拍と似た青年が立っていた。
翠
スイ星
スイ星
スイ星
スイ星
♥️と💬宜しくお願いします!