春
それは"はじまり"の季節
私は私立櫻眞學園高等部に入学した
成績は学年トップを維持、運動もできるため周囲からは信頼されている
そんなある日の放課後の出来事である
琉菜
琉菜
そう思って校門に向かおうとするとふとあるものが視界に入った
綺麗な桜の下
何かが置かれている
琉菜
少し怖かったがどうしても気になるので近付いてみることにした
恐る恐る近付いてみるとお饅頭がお皿にちょこんとのせられている
琉菜
琉菜
琉菜
一歩近付いた瞬間
木の下の花びらの山から人がにょきっと出てきた
琉菜
私は驚きで頭がパニックになってペコペコ頭を下げる
太宰
蓬髪に整った顔
同級生にこんな人はいなかったから先輩だろう
太宰
琉菜
私はずっと下げていた頭を上げた
すると先輩の顔に驚きが表れた
太宰
琉菜
太宰
琉菜
琉菜
太宰
太宰
琉菜
ポケットから手帳を出して書いて見せた
太宰
太宰
太宰
琉菜
太宰
太宰
琉菜
琉菜
太宰
琉菜
あの子は絶対水無月流菜の生まれ変わりだ
苗字も下の名前も一部字が違ったけど私が間違えるはずがない
だから彼女が私のことを忘れていようとも諦めない
今世こそ彼女を幸せにしたい
もう絶対同じことは繰り返さない
コメント
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頑張れー