ツカサ
この番組...
ツカサ
再放送だな
祐介
まじで?
ツカサ
前も見た
祐介
...いつまで膝枕させるんだよー
ツカサ
しんどいのかよ
祐介
足痺れてきたわ
ソファーの上で彼氏の膝枕
いかにも恋人って感じがしてくすぐったい
ツカサ
じゃあ僕体制変えるから
祐介
そう言ってもう30分経ってるだろ...
ツカサ
じゃもーいいよ!
ツカサ
手だけ握ってて
祐介
どうかしたんか?
ツカサ
別に
祐介
...
祐介
外じゃこんな風にできないからな、
お前は
お前は
祐介
...今日泊まるんだろ?
祐介
明日は日曜だし
ドサッ
祐介
わっ
ツカサ
...
少なくとも今日は祐介と一緒にいれる
祐介を独り占めできる
そう思った瞬間糸が切れたように祐介に倒れかかった
...心臓の音
いい...
ツカサ
ゆうすけぇ...
祐介
?
ツカサ
...!
ツカサ
な、なんも言って...!
ボフッ!
ツカサ
わっ
ツカサ
祐介?
祐介に押し倒される
祐介
ツカサ
ツカサ
へっ?
祐介
...(スリスリ)
ツカサ
(無言で頭を撫でてくる...)
ツカサ
(顔も真面目なんだかふざけてんだか)
ツカサ
んっ...
首の下を触られて、変な声が出た
祐介
かわいい
ツカサ
ふん
祐介
...
ツカサ
...今何時だ?
祐介
ん?12時3分?
祐介
日付変わってる
ツカサ
...
ツカサ
寝たいけど、ここから動きたくない
祐介
ここで寝るか?
ツカサ
...うん
ギュ...
優しく抱きしめられて、服とソファーが擦れる音が気持ちいい
テレビも消した無音の中 祐介と僕の寝息だけが聞こえる...
自然とおでこが触れる
腰に回ってる腕のぬくさといっしょで瞼が重くなる...
ツカサ
(でも...)
ツカサ
寝たくないな
ツカサ
ホントは
祐介
んあ?
ツカサ
せっかく祐介といられるのに、
なんか勿体無い
なんか勿体無い
祐介
...これからもずっと一緒なんだから
祐介
そんな、今だけみたいな感じやめろよなー
!
ずっと聞きたがったこと
でもわざわざ口にしたらダメなような、どうせ口にできないような
ずっと聞きたかった、からかわれてるだけじゃないのか、遊ばれてるだけじゃないのか
本当に僕といたくていてくれてるのか
ツカサ
...グズッ
祐介
...やっぱりなぁ
祐介
おまえ、俺のこと信用してないからな
(笑)
(笑)
ツカサ
信用はしてなかったかもだけど
ツカサ
好きなのは好きなんだから
ツカサ
...しょうがない...だろ
...
...
こんなに勝手に振り回されてる気になって、なきじゃくって
ツカサ
僕子供みたいだな...
祐介
...ガキ
ツカサ
なっ、なんだと〜
祐介
うわっ、こいつめ!
祐介
ハハハ...
祐介
(ツカサの顔)
祐介
(なんか、すごい安心してるみたいな顔だ)
祐介
(ずっとこんな顔でいてほしいな...
ツカサ...)
ツカサ...)