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太宰

………

太宰

(恐らく彼女が自殺したい理由は今までの人生の所為だろう…)

太宰

…これから君はどうするんだい?

……判らない…

太宰

そうか…

太宰

(彼女の異能は死が決まっている代わりに、其の時まで生を与えられ続ける…)

太宰

(そして死の瞬間、周りに影響を及ぼすかもしれないと云う事…)

太宰

(私の異能なら……)

ねぇ…太宰、

太宰

なんだい?

先刻探偵社って云ってたけど…

太宰

武装探偵社…警察や軍に頼れない"危険な依頼"を専門に取り扱う探偵社だよ

危険な依頼…

太宰

異能力者が集う場所だ、先刻の与謝野医師も異能力者だよ

太宰

ちなみに私も異能力者

……なら、

一つ依頼をしていい?

太宰

………良いよ

ここで話すのもアレだし、移動sー

立ち上がった彼女がふらつく。

太宰

おっと…

体を支える。

あ、ごめん…まだ薬回ってないみたい…

笑顔で彼女は云ったが、身体が震えていた。

太宰

………

太宰

君はまだ若い、

…??

太宰

例え生きてきた時間が長くても、私から見れば女の子だ

太宰

だから何か恐い事や辛い事があった時…

太宰

ちゃんと云ってほしい

………

太宰

そしたら私が、手を差し伸べるから…

…ありがとう

彼女は小さく笑った。

与謝野

持ってきたよ

パアッと、彼女の表情が少し明るくなる。

あ、翠ちゃん…!良かった、目が覚めたんだね

与謝野医師の後ろから、敦君と鏡花ちゃんが顔を出す。

近くに居たのに助けられなくてごめんね

二人は申し訳無さそうに翠ちゃんに謝った。

大丈夫だyー

ぐううぅぅ

翠ちゃんのお腹がなる。

お腹空いた

何時になく真剣な表情で、彼女は云った。

翠ちゃんがご飯を食べている間、私は探偵社員全員に、この事を話した。

そうなんですか…

太宰

恐らく翠ちゃんの依頼内容は…

死だ

潤一郎

死……

国木田

それでお前はどうするつもりだ太宰

太宰

もちろん…

太宰

私は彼女を探偵社員に推薦するよ

え!?

国木田

またお前はそうやって…

乱歩

太宰に一票

潤一郎

え!?

太宰

ほら乱歩さんもそう云ってるんだから、どうかな国木田君

国木田

先ず社長に聞かないとだ、そもそも彼女を社員にする理由が判らない

乱歩

そっちの方が優位だからだよ

太宰

さすが乱歩さん、

太宰

彼女の異能は死の時まで生きられるという事

太宰

例えば彼女に暗殺術や人を殺せる精神を叩き込めば……

太宰

立派な殺戮兵器の完成さ

太宰

誰がその殺戮兵器を欲しがると思う?

それって…

国木田

ポートマフィアか

太宰

ご名答!だから彼女が人を殺さ無いように私達が守ってあげるんだよ!

与謝野

妾は別にいいよ、それにあの子に掛かってる病気の事も気になるしねェ

えっ!病気!?

太宰

頭痛がして時に幻覚が見えるそうだよ

潤一郎

そんな…

鏡花

じゃあまたアレやるの?

アレ?

潤一郎

あぁ((察し

太宰

今回はどうしようか?

入社試験…!

次回翠ちゃんの入社試験やります!

♥️よろしく!

貴方が私を殺して__。

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