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また今日も太陽が登り、 1日が始まる

今日から兄弟たちも水も 全く生活が変わる

兄弟達は過去の異様さを知り 水は前とは違い慌ただしい日々を 過ごして行くだろう

水の慌ただしい日=兄弟達の幸せ と 言うのは、忘れないでいて欲しい

@ 水

んー…朝…、

@ 水

…起きなきゃ…、

水が目を覚ますと、昨夜隣で 一緒に寝た黒の存在がいない事に 気づく

@ 水

、…ゆーくんどこ!?

@ 水

起きたのか…、?
いや時間早すぎるし…

水がベットの周りを探そうと 床に足を置くと見慣れた長髪が 目に入った

@ 水

っえ!?ゆーくん!?

@ 水

何で床で寝てるの!?

@ 水

…[抱き上げベットへ]

@ 水

…もう床で寝る事なんか
一生無いからね…[撫]

水はそっと眠る黒を撫で、 寝室を後にした

水は居間の扉を明け、電気をつけた 冷たい床が水の体を震えさす

@ 水

んー…ねむい…

まだいまいち兄弟と過ごす 実感が無い

自分が引き取ったのに 何を言う…っていう話だが

本当に長い間、自分1人で孤独の中 この広い土地で過ごしてきた

本当に長い間、僕に 愛は注がれていなかった

僕の記憶が映し出すのは どの記憶も1人で、寂しくて 辛くて、嬉しい記憶がなかった

周りに人が居ないから、 「人が死んで悲しい」も、 「好きな人と失恋した」も、 僕にはよく分からない

「喜び」が「悲しみ」で 「楽しい」が「怒りで」 「寂しさ」はそのまま「孤独」で 僕の感情は全て、負だったと思う

そんな愛に飢えていた僕が 兄弟達に愛を与えれるか、と 聞かれると自信を持って「はい」と 頷けれるだろうか

でも、もう後には戻れない事は 分かっている

そんな事を考えていると 居間の扉が開いた

優しく瞬く桃髪に ルビーをはめ込んだ様な瞳 桃だった

@ 桃

…[見てる]

@ 水

…ぁ、おはよう桃くん

@ 水

よく眠れた?

@ 桃

…ぁ、まぁ…はいっ…

@ 桃

おかげ…さま、で…

@ 水

…桃くん寒い?

@ 桃

…ぇっ、…あ…えっと…

@ 桃

少し…寒いですけど…、
全然平気です…

@ 桃

気にしないでください…
慣れているので、…っ

そういう桃の体はだいぶ震えてる 冬の早朝だし、何なら薄手だし 当たり前中の当たり前

@ 水

だーめ、もうそんな事
気にしないでいいの

@ 水

寒いんでしょ?
ちょっと待っててね

少し温もっている霞色の羽織に ぬくぬくと温まっている桃 そんな桃を愛しく見ている水だった

@ 桃

…、水さんは何で…

@ 桃

いや…何でもないです、

@ 水

(今名前呼んだ…?)

@ 水

(……気の所為だよね)

1度心を閉ざすと、懐くなんてそう、 簡単な事ではないんだから

@ 水

もう寒くない?

@ 桃

…[頷く]

@ 水

良かった、なら僕ご飯
作って来るからね

@ 水

もし、何かあったら
キッチン来てね

@ 桃

…分かりました、

そう言って水さんは、居間を 後にして、キッチンに向かった

あの人の事が信じられない事は 俺自身の本音だ

でも、少しだけ…ほんの少しだけ 信じていいんじゃないか、って 疑っている自分がいる

あの人は…、神様と同じで 心が全く分からなかった

…あぁ、そうかあの人も そういえば神様って言ってたな そんな立場がお高い人が なぜ俺らを引き取るのだろうか 不吉の象徴の賽野の男児を

それだけでも怖いのに、 あの人が本当に怖いのは、 全てがちぐはぐなこと

今にも泣き出しそうな幼い子を 相手しているような、

凛々しくて力強い大人を 見ているような

色んなピースを張り詰めたような 人柄に、恐怖を覚える

でも、その1つ1つのピースの人柄は 本当に優しい人なのは分かってる

ゆーくんが懐く理由も、 勿論分かっている

あの人は本当に優しい 心の底から俺らを思っている

でも、でも…俺は あの人の手を振り払ってしまう

怖い、本当に怖い 何されるか分からない

何で俺らを引き取るのかが 分からない

@ 桃

…よく分かんないな、…

@ 水

あ、桃くん?
今ご飯出来たんだけど

@ 水

今食べる?
皆起きてからにする?

@ 桃

…みんな、で…

@ 水

おっけー、分かった

@ 水

…隣座ってもいい?

@ 桃

…あ、はい…どうぞ、

@ 水

…[座る]

@ 水

答えなくてもいいから
僕の話聞いてくれる?

@ 水

桃くんは、…何かさ、…

@ 水

…皆にも話していない
秘密があるの?

@ 水

それも、何か…君だけの
特別な事で

…この人は何を言っているのだろう 俺の何を知っている?

この頭脳?能力? それともそれ以外?

…でも、何か安心してしまう はなしたの方がいいのかな、

俺のこの、能力のこと 神さまからもらった、能力のこと

@ 桃

…貴方は、俺の何を
知っているんですか…?

@ 桃

…そうです、…俺には、
秘密があります

@ 桃

…兄達にも言えてない
俺だけの秘密が…、

@ 桃

でも、貴方に言っても
何があるんですか、…

@ 桃

俺の弱点でも、…
握るつもりですか?

@ 水

…いや、そんな事無いよ
大体もう、分かってる

@ 桃

…なら何で…何で…、
俺に聞くんですかっ…

@ 桃

貴方は俺の秘密として
権力を握れたはずです…

@ 水

…僕はそんなつもりで、
聞いてないよ、本当に

@ 水

…僕が君に言う理由は

@ 水

僕は君と同じだから

@ 桃

…っえ、?

いきなり何を言うんだ、 俺がこの人と同じ?ふざけんな

…所詮神と人間 嘘に決まってる

でも、少し嬉しい自分がいる 自分と同じ人がいる

@ 桃

っ…俺はこの事が…
本当に大嫌いです…、

@ 桃

…貴方も、"能力"が
嫌いなんですか…?

@ 水

…(やっぱり能力か…)

@ 水

…まぁね、僕も最後には
嫌いになってたよ

@ 水

…でも初めは、…
能力が好きだったかな

@ 水

色んな人に、…
必要とされていたから

あぁ、この人が持つ能力は 人を幸せにできる能力だったのかな

本当に、俺とは正反対の人だ

@ 水

君の思いは凄く分かる
怖いもんね、普通に

@ 水

怖いからこそ、人に
話す事が出来ないよね

@ 水

……凄く、よく分かるよ

@ 水

だけど僕に話せって
言ってる訳じゃ無いし

@ 水

まぁ、いつかは話して
貰わないとだけど、…

@ 水

…君の味方な事だけは
忘れないでね

@ 水

君はもう僕がいるから

…やっぱり、綺麗事 この世界の大人全員がそうなんだ

信じれるのは兄弟達だけ もう、大人なんか信用しない 綺麗事の塊の奴らに

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