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〜渉 side〜

「2人で闇使いと戦ってみよう」

そう坂田に誘われて、2人だけで 近所の道を歩いていた

闇使いって、もう大していないらしいけど……

そうらしいすけど〜……じゃあいなかったらいなかったで、ここは平和ってことで!

あ〜……まぁ、確かにそれもそうか

いないのが一番、 それに越したことはないか

そういや、闇使いって他の一般人とどう見分けるんすかね

ここまで来てそれ言うかぁ?

いや〜……なんかこう、『魔法パワー!』みたいな感じで分かると思ってたんすけど……

んなアバウトな……つーかまず、ここ人っ子一人いねぇけど

そうなんすよねぇ……けど、人が多いところで戦うのもあんまり良くないんじゃないかなと思って……

それはそうかもしれないけど…… 本当にこんな閑散としたところに いるのか、闇使いは

???

確かに、一般市民に危険が及ぶことは避けたいからなぁ

そうそう、せやから……。

……って、え?

突然背後から声がして、 慌てて2人で振り向く

誰だ……!?

???

あ〜っと、何だったかな……。

タク

あぁ、“タク”。オレの名前はタクだ

少し考えるような素振りをしてから、 そう名乗った男

……?

(なんだ、この違和感……?)

何かは分からない、分からないけど、 何かが引っ掛かるような

名乗るまでに変な間があったから?

それとも、日本人らしくない、 この直訳めいた言葉遣い……?

(ノアさんとか96ちゃんとか、魔法界の人と話してるような、そんな……)

……さん?

……うらさんっ!!

っ! あぁ、わりぃ

考え事をしているうちに、 気が散っていたらしい

今はそんなことしてる場合じゃない、 俺の勘だけど、多分こいつは……

タク

お察しの通り、オレは君らが探していた闇使いだよ。よかったなぁ、こんな閑散とした場で見つけられて

っ……!

やっぱり闇使いか……!

なら、やることは一つ!

坂田、行くぞ

りょーかい!

坂田が詠唱して紅陽炎を顕現させた のを見て、俺も魔法を打つ準備をする

タク

おぉ、早速やる気だね。面白い。

タク

そっちがその気なら……ちょっとだけ、遊んであげようか

望むところやっ!

訓練で3人に教わった通り、 まずは坂田が特攻する

“葉刃(リーフブレイド)”!

そして、すかさず後から俺が追撃

だけど……

タク

へぇ? 君ら、変なヤツらだね

(くそっ、やっぱ当たんねぇ……!)

いとも容易く避けられてしまった 俺達の攻撃

(やっぱ無詠唱で隙を……っけど、まだできないんだよな……)

タク

君ら、見たところは普通の使いだけど、眼が属性色なんだね。

タク

……もしかして、オレと同類か?

同類……?

坂田、敵に耳貸すな!

っ! すんませ……。

おわっ!?

相手が打った“ダークナイフ”を、 ギリギリのところで 紅陽炎で受けた坂田

(考え込む余裕はない……!)

だけど、タクの“同類”発言は 俺も気に掛かる

俺達の眼を見て、どこをどう 自分と同じだと思ったんだ?

タク

……まぁ、同類であろうが、オレは殺すだけなんだけど。

タク

攻撃は終わりか? もうちょっと楽しませてくれよ

っ……

タク

……終わりなら、こちらから行こうか

(っ! まずい、来る──)

──ゔっ……!?

俺のすぐ横にいた坂田が、 突然左肩を押さえてしゃがみ込む

は……?

一瞬、何が起きたのか分からなかった

……っ!! 坂田!?

まさか、攻撃されたのか……!?

(でも、魔法の軌道なんて──)

──ぐっ……!?

一瞬何かが飛んでくるのが見えたかと 思ったら、刹那、右肩に強烈な痛みを 感じて、思わず地面に膝をつく

ってぇ……!?

咄嗟に傷口を抑えた左手を見ると、 血で真っ赤に染まっていた

タク

あれ、もう終わりか? 流石にもうちょっと抗えるだろ、面白くない

そう言って、ニヤリと 不気味な笑みを浮かべるタク

(嘘だろ……!? あんな攻撃、避けれるわけ……!!)

しゃがみ込んだまま、赤く染まった 自分の手を見て、ぐるぐると考える

(俺ら、無詠唱すらまだできないのに、こんなやつ相手にしたって……!)

このまま戦い続けたって、 すぐに殺されるだけなんじゃ……

くっそ……!

っ、紅陽炎!!

叫ぶように武器を顕現させて、 よろめきながら坂田が立ち上がった

坂田……?

うらさん、まだ戦えるか!?

このままじゃ死ぬだけや! ならせめて、最期まで足掻いてから……!!

っ……!

力のこもった、燃えるような赤い眼

あんな攻撃を喰らっても…… 坂田はまだ、絶望していない

……まだ、諦めてないんだ

(そんな、最期なんて言うなよっ……!)

っ、戦えるに決まってんだろ! こんなところで死んでたまるか!!

痛みを我慢して、坂田の隣に並ぶ

こんな奴に殺される為に、俺らは 今まで頑張ってきたんじゃない

あの日、突然変な空間に飛ばされて、 魔法使いだって言われて、 何も知らないまま訓練を始めて

そんな俺らでも、 貫きたい信念くらいあるんだ

(リーダーとして、船員を1人だって欠けさせるわけにもいかねぇし……!!)

命を懸ける覚悟なら、したつもりだ

いや……勝ち目なんてなくたって、 自分の命くらい自分で守ってみせる!

おらぁっ!!

坂田が紅陽炎を振り翳したのを見て、 俺も魔法を打つために左手を前に出す

(“葉刃(リーフブレイド)”──)

ヒュンッ

っ!?

え……今俺、詠唱してないのに……!

タク

……っ!! っと、危ない危ない

相手の魔法でギリギリ相殺された けど……今のは間違いなく、 まふ達がやっていた無詠唱だ

えっ!? うらさん、今の……!!

で、できた……!

って、今は感動してる場合じゃねぇ!

これなら、隙を突けば相手に攻撃を 当てられるんじゃないか……!?

〜真冬 side〜

1人で、誰もいない住宅街を歩く

真冬

(ただの杞憂なら、それでいいんだけど……)

実はさっき、暇になったから 訓練しようと魔法空間に行ったら、 ノアさんに会ったんだよね

そこで、こんなことを言われたんだ

何か嫌な予感がする。 確証はないけれど、今から言う 場所に向かってくれないか

そうしてノアさんが指定したのは、 うらさかの家の近く

わざわざノアさんが直接伝えに 来るなんて、滅多にないこと

真冬

(もしかしたら、相当不味いことが2人に起こってるかもしれない……)

真冬

っ……

集中して、周囲に意識を巡らせる

真冬

……ん……?

これは……なんだ……?

闇のような……けど、少し違う

真冬

(あの2人とは、少し魔力の反応が違う……?)

真冬

(でも、誰かに似てるような……?)

不審に思って、その方へ駆けていく

真冬

──っ!?

え、あれって……!!

???

はあ、意外としぶとかったな……まぁ、久しぶりに戦えて楽しかったよ

男の人の目線の先には、傷だらけに なって地面に倒れている、 うらたさんとさかたんが

真冬

嘘……!!

2人とも、まだ生きてるよね……!?

真冬

(助けなきゃ!!)

かえで

かえでです

かえで

ここで、一つ報告があるんですが…

かえで

うらたさんのキャラ紹介にあった年齢を、ちょっと変えさせてもらいました!

かえで

みんなの年齢差はあんまり変えないようにと思ってたのに、地味にここをミスってたって言うね…w

かえで

そんなわけでまほうたのうらたさんの年齢は、22歳ではなく23歳になります!

かえで

さて、突然訪れた2人のピンチ、まふくんは助けることができるのか……!

かえで

おつえで!

魔法使いは何を唱う? ー7つの音色ー

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