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数時間前_

リツ

お邪魔しまーす

ハルト

おー、上がれ上がれ

リツ

ん…つかさ、いいのか?お前ん家行って

ハルト

何がだ?

リツ

その…親に俺との姿見られたら…

俺は…俗に言う「不良」って奴で

逆に、彼は「優等生」と言う立場だった

中身は結局俺と同じだったんだが…

親とか、センセとか、外面は良いヤツのフリしてる

だからこそ、関わってんの見られたら…

ハルト

あー大丈夫、今日親夜遅くなるって言ってたし

ハルト

そもそも遊びの事言ってないから、バレようがねぇよ笑

リツ

…はぁ、やっぱ、同類だな笑

ハルト

だなぁ、じゃ、さっさと上がれ、立ち話もなんだろ?

リツ

…だな、上がらせてもらうわ

数時間後

ハルト

_www

リツ

…笑

コイツ、ゲームに熱中するとウザイんだよな…

手加減してやってる事も知らずに…

…本気、出すか…

ハルト

…は?なんで急に…お前ズルしてんだろ!!

リツ

いやしてねぇわ

ハルト

ちッ…そのコントローラー貸せよ!

リツ

いいけど…なんでだよ…

ハルト

お前のコントローラーになんか仕掛けてあるかもだろ!

リツ

…はぁ…ほら、これでいいか?

ハルト

あぁ、もう1戦だ!

…だる

ハルト

なんで…なんでだ!

リツ

…何回やっても同じだって…

ハルト

そんな訳…ッ!

その時だ、ハルトが、急に俺に飛び掛って来た

リツ

う…おッ?!

そして、首をギリギリと締め始める

ゲームでマジになりすぎだろ…

リツ

…ックソ…

意識を失いかけた時、俺はある声が聞こえた

知ってる?

怒りのピーク…って、六秒間なんだって…

だからね…?

六秒間経てば、許されるんだよ

今思えば、許されるわけが無い

でも、そん時の俺は

リツ

そ…ッ…か…ぁ…笑

いち、に、さん、し、ご、ろく…

まだ、怒りは収まらない…

つまり…許される…

そん時の俺は、馬鹿正直にそれを肯定してしまった

リツ

チッ…いてぇ…なッ…!

俺は全力で首元の手を払い除け腕を拘束する

リツ

クソ…ッ、ケホッ…

長い間首を締められていたので、頭がクラクラとする

ハルト

な…何すんだよ…

リツ

…あ"?

怒気を含む声で静かに言葉を発せば、

彼の肩はビクリと揺れ

ハルト

な、なぁ…まさか、何しようと…?

リツ

…はぁ、仕返し、だよ…ッ!

そう言いながら、俺は彼の首に手をかける

やめろ、やめろ…と声ぎ聞こえた気がしたが

数分後に一際大きな断末魔が聞こえ

その後はピクリとも動かず、声も発さず…

つまるところ…俺が、殺して、俺は、殺人犯で

でも

リツ

は…はは…ははははははははは…

俺は、意外と普通で、笑みを浮かべながら

俺は、窓からコッソリと逃げたんだ

…逃げなきゃ、あんな事には…

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