こんにちは 未来です
今回は
この方の作品の
この世界で君と二度目の恋をする
という作品の、続きを書いてとの事なので、書きたいと思います。
初めて見る人はアベベさんの方から見てください。
後ろのドアをそっと開けて静かに教室に入ったつもり____だった。
二人で並んで教室に入る私たちを……着席したクラスメイトとニヤニヤした田畑先生が、見つめていた。
翔太と美空
え、ぇぇ?!
田畑先生
おかえり、お二人さん。あと二枚くじ残ってるぞ
どうやら廊下で、話をしてえるうちに、学級委員を決めるくじは私たち以外引き終わってしまったらしい。
美空
(まさか……)
田畑先生
さあて、どっちが委員長で、どっちが副委員長かなー
嬉しそうに言う田畑先生。そしてクスクス笑うクラスメイト。
翔太
あーもう!しゃあない!引こうぜ、竹中さん!
翔太は、腹をくくったように教卓へと歩いていく。
美空
あ、うん
私もその後をついて歩き、翔太と二人せーのでくじを引いた。
結果は……。
田畑先生
学級委員長は、渡辺に、副委員長は竹中にお願いすることになった!
田畑先生
それじゃあ二人とも一学期の間よろしく頼むな!
抗ったのに、何も変わることなく___過去の、そして日記の通りに、私たちの物語は、綴られていった。
美空
(でも、そうだよね)
過去は過去だ。 変わるはずがない。
変わっていい、はずがない。
美空
(昨日のことは私の勘違いだったんだ)
日記の内容が印象的だったから、たまたま日記の内容を夢で見ただけ。
記憶と違ったのだって、三年の前の話だから私が忘れているだけだ。
続く……