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𝐆𝐞𝐚𝐭𝐬 IX
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次の日の朝――。 旅館の窓から、やわらかい朝日が差し込んでいた。
浅薙星奈(あさなぎせな)
最初に目を覚ましたのは 星奈ちゃんだった。 布団の中でごろごろしながら、まだ眠そうに目をこする。 隣ではハカちゃんが星奈ちゃんの 腕をぎゅっと抱えたまま寝ていて、 反対側ではマキちゃんが布団から半分落ちかけていた。
マキちゃん
マキちゃん
思わずくすっと笑う。 するとその声でハカちゃんも目を開けた。
ハカちゃん
ハルトさんが隣の部屋のドアを開ける。
ハルトさん
ハルトさん
星奈ちゃんの浴衣が寝返りのせいで少しだけはだけてしまっていた。 しかも本人はまだ気づいていない。 ハルトさんは一瞬で固まり、
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
その瞬間。
女子部屋でマキちゃん達が飛び起きた。
マキちゃん
ナナセさん
三途川メグリ
廊下では――。
ナギさん
ハルトさん
アラタさん
ユウマくん
ハルトさん
ナギさん
朝食会場へ向かう廊下――。 ハルトさんはまだ
ハルトさん
と小声で言い訳していた。
ナナセさん
ナナセさん
ハルトさん
ハルトさん
三途川メグリ
リカさん
するとちょうどそこへ、まだ顔を真っ赤にした星奈ちゃんが ハカちゃん達とやって来た。
浅薙星奈(あさなぎせな)
ナナセさんとメグリさん
ハルトさん
三途川メグリ
ハルトさん
ナナセさん
ハルトさん
ハルトさん
ハルトさんが救世主を 見るような目になる。 だが次の瞬間。
リカさん
ハルトさん
みんなで朝食会場へ入ると、旅館らしい和朝食がずらりと並んでいた。 湯気の立つお味噌汁。 焼き魚。 だし巻き卵。 炊きたてのご飯。
浅薙星奈(あさなぎせな)
星奈ちゃんが目を輝かせる。 その瞬間――。
マキちゃん
ハカちゃん
マキちゃん
リカさん
アラタさん
マキちゃん
ユウマくんが即ツッコミを入れて、 みんなが笑った。 一方、星奈ちゃんは静かに お味噌汁を飲んで
浅薙星奈(あさなぎせな)
ナギさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
ナナセさん
ナナセさん
旅館の駐車場へ向かう前、車の前で手を振っていたのはナナセさんだった。
ハカちゃん
黒神ミレイ
ナナセさん・メグリさん・リカさんの車には星奈ちゃん。 ハカちゃん・マキちゃん・ミレイさんは男子組側の車に乗ることになったのだった。
リカさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
三途川メグリ
ナナセさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
車乗る前
ユウマくん
マキちゃん
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
乗ってから、 しばらく走ると、ナナセさん達の車内はすっかり女子トーク空間になっていた。
ナナセさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
リカさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
星奈ちゃん、危うく飲みかけのお茶を 吹きそうになる。
浅薙星奈(あさなぎせな)
三途川メグリ
ナナセさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
その頃、別の車では——
ハカちゃん
ユウマくん
ハカちゃん
ユウマくん
黒神ミレイ
ユウマくん
浅薙晃誠
コウくんの追撃で車内は大笑い。 するとそのタイミングで——
ピコン。
ユウマくん
黒神ミレイ
さっきまで沈んでいた ユウマくんが急に元気になり、 車内はまた笑い声でいっぱいになった。
数十分後—— 「サービスエリア着いたぞー」 ナギさんの声と共に、 二台の車が並んで停まる。 ドアが開いた瞬間。
ユウマくん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハカちゃん
ハカちゃんが後ろから ユウマくんのフードを引っ張った。
ナギさん
するとマキちゃんが 星奈ちゃんの手をぎゅっと掴んだ。
マキちゃん
浅薙星奈(あさなぎせな)
そのままみんなで サービスエリアの建物へ。 中は観光客でにぎわっていて、ご当地のお菓子やキーホルダーがずらっと並んでいた。
マキちゃん
浅薙星奈(あさなぎせな)
マキちゃん
マキちゃんと星奈ちゃんが楽しそうに見て回る横で、ユウマくんは 自然にその後ろをついて行く。 それを見たリカさんが 小声でぼそっと言った。
リカさん
三途川メグリ
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
ナナセさん
三途川メグリ
浅薙晃誠
浅薙星奈(あさなぎせな)
その後、
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
ユウマくん
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
ユウマくん
コウくんが振り返ると、マキちゃんは建物の端を指差す。 そこには小さなゲームコーナー。 クレーンゲームやガチャガチャが並んでいて、観光地限定の ぬいぐるみまで置いてある。
マキちゃん
すると星奈ちゃんの目もキラッとした。
浅薙星奈(あさなぎせな)
リカさん
数分後、
浅薙星奈(あさなぎせな)
狙っているのは、丸っこい温泉まんじゅうキャラのぬいぐるみ。 だがアームが弱く、あと少しで落ちない。
浅薙星奈(あさなぎせな)
悔しそうな星奈ちゃん。 その様子を後ろで見ていたユウマくんが、無言で前に出る。
ユウマくん
浅薙星奈(あさなぎせな)
100円を入れて、静かに操作。 周りが見守る中—— ガコン。 見事にぬいぐるみが落ちた。
浅薙星奈(あさなぎせな)
ユウマくん
浅薙星奈(あさなぎせな)
その笑顔を見た瞬間。 ユウマくん、少し固まる。
浅薙晃誠
浅薙晃誠
ユウマくん
三途川メグリ
ナナセさん
リカさん
そんなことを言われているとは知らず、星奈ちゃんはぬいぐるみを抱えながら 嬉しそうに歩いていた。
サービスエリアを出る時間になり、 みんなが車へ戻り始める。
マキちゃん
マキちゃん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハカちゃん
マキちゃん
黒神ミレイ
リカさん
ハルトさん
マキちゃん
ユウマくん
ハカちゃん
ユウマくん
ハカちゃん
ユウマくん
再び車が走り出す。 今度の女子会車両は—— 前:ナナセさん 助手席:リカさん 後ろ:メグリさん、星奈ちゃん、マキちゃん という、さらに賑やかな配置になっていた。
マキちゃん
マキちゃん
温泉まんじゅうのぬいぐるみを見せると、マキちゃんがぎゅっと抱きしめる。
マキちゃん
浅薙星奈(あさなぎせな)
マキちゃん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさんの方、
ナギさん
ユウマくん
浅薙晃誠
そしてそのタイミングで—— 前の車から写真が送られてきた。 そこには。 温泉まんじゅうのぬいぐるみを真ん中に、星奈ちゃんとマキちゃんが笑顔で映っている写真。 さらに下にはリカさんからの一言。
リカさん
ユウマくん
ユウマくんが真顔で呟き、またみんなが笑い出した。
しばらく山道を走ったあと——
ナナセさん
ナナセさんの声と共に、 車がゆっくり停まる。 窓の外に広がっていたのは、大きな湖と緑に囲まれた観光エリアだった。
浅薙星奈(あさなぎせな)
マキちゃん
車から飛び出そうとして、 メグリさんに捕まった。
三途川メグリ
マキちゃん
その頃、後ろから男子組の車も到着。 ユウマくんは車が停まるなり外へ出て、真っ先に星奈ちゃんを探す。 そして見つけた瞬間。
ユウマくん
浅薙晃誠
そんなことを言われている間に、星奈ちゃんは湖を見ながら目を輝かせていた。
浅薙星奈(あさなぎせな)
するとナギさんが隣に並ぶ。
ナギさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ナギさん
黒神ミレイ
マキちゃん
リカさん
マキちゃん
だがその途中。 足元の小石に気づかなかった星奈ちゃんが、少しバランスを崩す。
浅薙星奈(あさなぎせな)
その瞬間。 ぐいっ。
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
売店へ向かう途中。 少し前ではマキちゃん達が「何味にするー!?」と盛り上がっていて、 後ろでは星奈ちゃんがハルトさんにお礼を言っていた。 その様子を見ながら、少し後ろを歩いていたナギさんがぼそっと呟く。
ナギさん
ハルトさん
ナギさん
ナギさん
ハルトさん
アラタさん
ハルトさん
ハルトさん
ナギさん
でも次の瞬間——
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
ナギさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
アラタさん
その姿を見て、ナギさんはふっと笑った。
ナギさん
ハルトさんも静かに頷いた。
ハルトさん
数分後—— 売店前。 星奈ちゃんが両手いっぱいにソフトクリームを持ちながら、 慎重にこちらへ歩いてくる。 右手に二つ、左手に一つ。 しかも落とさないように真剣な顔だ。
浅薙星奈(あさなぎせな)
リカさん
リカさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
星奈ちゃんはそう言いながら、まずハルトさんの前で止まった。
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
次にナギさん。
浅薙星奈(あさなぎせな)
ナギさん
そして最後に——
浅薙星奈(あさなぎせな)
アラタさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
星奈ちゃんはにこっと笑って、チョコソフトを差し出した。
浅薙星奈(あさなぎせな)
その瞬間。 アラタさん、ちょっと固まる。
アラタさん
アラタさん
リカさん
ナギさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
リカさん
ナギさん
マキちゃん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ナギさん
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
アラタさん
みんなで湖の近くのベンチに集まり、ソフトクリームタイム。
マキちゃん
マキちゃんは早速口の周りにクリームを付けている。
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
マキちゃん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハカちゃん
星奈ちゃんは今度はハカちゃんの口元も軽く拭いてあげる。
ハカちゃん
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
黒神ミレイ
浅薙星奈(あさなぎせな)
黒神ミレイ
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
そう言いながら、 ティッシュを持って自然に近付く。 ハルトさんは少しだけ目を丸くしたあと、苦笑した。
ハルトさん
意味が分かっていない星奈ちゃん。 そして。 そっ。 星奈ちゃんがハルトさんの 口元を優しく拭く。
浅薙星奈(あさなぎせな)
にこっと笑う星奈ちゃん。 一方ハルトさんは—— 数秒固まっていた。
アラタさん
浅薙晃誠
ユウマくん
ハカちゃん
マキちゃん
ユウマくん
真っ赤になったユウマくんは、勢いよく立ち上がろうとして—— ぐらっ。
浅薙晃誠
コウくんが声を上げた、その瞬間。 すっ。
浅薙星奈(あさなぎせな)
星奈ちゃんが素早く腕を掴み、 そのまま支える。 勢いで倒れかけていたユウマくんの体が、ぎりぎりで止まった。 一瞬、静かになる周囲。 そして今度は—— ユウマくんの方が固まっていた。
ユウマくん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ユウマくん
リカさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
三途川メグリ
黒神ミレイ
ユウマくん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ユウマくん
周囲の笑い声が湖辺に響く。 その中で星奈ちゃんだけは、本当に「なんでこんな騒がれてるんだろう?」という顔をしていた。
アラタさん
ハルトさん
ナギさんが頷く。 するとリカさんが立ち上がった。
リカさん
マキちゃん
リカさん
黒神ミレイ
そしてまた、みんなで賑やかに展望台へ向かって歩き始めた。
展望台へ着いた瞬間、みんなが思わず足を止めた。 高い場所から見える湖は、 さっきよりずっと広く見えていた。 夕方が近づいてきた空が水面に映って、 きらきら光いている。
浅薙星奈(あさなぎせな)
星奈ちゃんが小さく呟く。 その声に、隣にいたハルトさんが 静かに頷いた。
ハルトさん
風が吹いて、 星奈ちゃんの髪がふわっと揺れる。 マキちゃんは柵まで走っていって 大はしゃぎ。
マキちゃん
ナギさん
黒神ミレイ
ハカちゃん
ナナセさん
三途川メグリ
リカさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
前列にはマキちゃんとハカちゃん。 後ろにはハルトさん、ナギさん、アラタさん達。 そして中央に星奈ちゃん。
ナナセさんとメグリさん
ナナセさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
三途川メグリ
浅薙星奈(あさなぎせな)
カシャ
マキちゃん
星奈ちゃんが驚く間もなく—— ナナセさんとメグリさんが自然に星奈ちゃんへ寄る。
ナナセさん
三途川メグリ
浅薙星奈(あさなぎせな)
両側から軽く抱き寄せられ、星奈ちゃんが慌てる。 だがすぐに、楽しそうに笑い出した。 その瞬間を見て、 リカさんがシャッターを切る。 カシャッ。
すごく自然で、 楽しそうな一枚になっていた。