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いんやぁ くっそ時間を要したのに短いね!
前回より短め
※
ガイ
ガイ
そこに血があるのは、
さっきまで「何か」が
いた事の証明だ。
背筋がゾクリ、
頬にも嫌な汗が。
ガイ
ガイ
ガイ
その場にしゃがみ込む。
そして、
何も見たくない__
それを説明するかのように、
ガイは頭を抱えた。
ガイ
ガイ
ガイ
ヒュウッ
ガイ
なにかいる?
いるの?
いない
わからない
わかりたくもない……
かえりたい
はやく
はやく
早く!!
ガイ
ガイ
生命を宿していない
自分擬は
酷く疲れきった顔をしていた。
ガイ
大きく吸って
今まで体内にいた二酸化炭素にさようなら
着々と精神を取り戻しつつある。
だが
あの血液を思い出すと
ガイ
ガイ
酸っぱくて
気持ち悪い感覚が食道から登ってくる。
変に溜め込んだりせずに
目の前の台に吐き込む。
ガイ
酸素を掻き集めて
手放していた''正常''を挽回する。
ただ、
歯磨きをしに来たのに
さっきの所為で
口内の浄化は無下となった。
先にうがいをし、
またシャカシャカ歯ブラシを上下左右へ。
幾ら汚れを落としたって
気分の悪さは落とせなかった。
※
先程の気分悪さが拭えないので
深夜の街でも徘徊しようと思う。
洗いたての布団へ吐いたら
洗った意味の本末転倒ですから
空を見上げると
星が疎らで点綴的に散らばっていた。
それは
既に心が散らばっているガイの様だった。
大声で何かを歌いたい気分だったが
正直、曲には興味が無かったので
歌のレパートリーが皆無だった。
何事も
広く浅く
知っておいた方が良いのか
否か。
勿論人によるとは思うが
ガイは否だった。
好きな物や気になったものは 深くまで知ればいいし
興味の無い事は雑く知れば良い
臨機応変に。
ガイ
眠気からか、欠伸をひとつ。
夜にやると欠伸は 遠吠えに聞こえなくも無い。
ガイ