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私はいじめられてるんだ
理由はなんだろう、クラスのリーダーよりテストでいい点とったからかなって思ってる。
でも、私、皆を笑わせるのも一人で趣味に浸かるのもどっちも好きだった。
どちらかって言えば一人の方が好きだった。だから逆に嬉しかった。
誰も話しかけてこなくて好きなことができる。
こんな事ならさっさといじめられれば....
いつしかそうまで思っていた。
由美
特に好きなのは鼻歌しながら読書する事。ほんっと楽しい。
女子
男子
女子
男子
男子
女子
女子
男子
女子
女子
由美
何こいつら。黙ってよ。読書できないじゃん。
男子
ガンッ!
由美
未来
由美
思いっきり笑ってやろう。アイツがいなくなるまで
未来
ガシャーン!
希
真夏
希
希
由美
バタンッ!
痛くなかった。倒れても何も感じなかった。
そこからの意識はない。
起きたら病院にいた。看護師がうるさい。新人らしく、すぐ物をを落とすし、すぐ謝ってくる。
いじめられてたときの方が良かったな。
っていつの間にか思ってた。
夜、聞いたんだ。私の頭には、ガラスが奥まで刺さり、抜けなかったガラスについてた菌が脳内で増殖しているらしい
要するに、私の寿命は長くないってこと。
未来
由美
希
由美
希
由美
由美
希
未来
由美
由美
未来
由美
未来
由美
未来
由美
由美
由美
希
未来
希
由美
希
由美
希
由美
希
由美
希
由美
希
由美
希
由美
希
由美
由美
希
私は死ぬ。そう知ったときは嬉しかった。
なのに今は悲しい。悔しい、憎い。
最期のときまで1週間、希と親友になった。
希のことならなんでもわかるって位なかがいい。
こんな子がいるならって
はやつきずけばって
悔しくて
悲しくて
憎くて
なんとしても
未来が許せなくなっていた。
最期のときまで1日。
希
由美
希
由美
希
由美
希
由美
希
由美
最期のとき
希
由美
苦しいけど手を伸ばす。希の手暖かい。涙が落ちてきた。それもまた暖かい。
希
そして私は一生を終えた。
希
希
約束守れなかったんだ。でも何となくそんな予感してた。
希ちゃん、優しいから。
もっと一緒にいたかったな。
次来るの待ってるよ。
希ちゃん、私の分も生きてね。