クズな僕は歪んだ愛しか知らない

私は人よりも発育が良くて、常に男からの目線が集まっていた。

どうせこの人も身体目当て

男なんて大体そんなもん、だから嫌い

私がここまで男を嫌うのは理由があった

私の初めては高校2年生の頃だった

ドスッ

元彼は行為中私が痛がっても一切やめない、挙句の果てに暴力も振るってきてた

確かに私の声は少し特徴的で、よく言えば声優っぽい？アナウンサー風？って感じらしい。でもあまり良くないと思う人も多い。

だから私は私の声も嫌い、男も大っ嫌い

元彼のトラウマのせいでずっと誰かと付き合うなんて事はしてない。

大学生になってもそれはずっと変わらないと思ってた。優人と出会うまでは

なるべく関わりたくないから無視をした。そうすれば離れるだろうと。

頷くと彼は嬉しそうに微笑んだ

よく見れば中々の美形だ。こんな人と一緒にいたら注目されるに決まってる。 だから、ずっと無視を決め込んだ。

あまりにもしつこいから、つい大きな声を出してしまい我に返る

今まで言われてきた言葉の中で1番嬉しかった。

これが彼との出会いだった。

まぁ、この時はまさか色んな人と関係持ってるなんて知らなかったけれど…。でも、別にいいかなって思ってる。

彼の中で何か一つでも一番になれるなら、例え本物じゃなくても嬉しい。