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未希
あ
未希
(目が…合った)
悠太
おっ
悠太
ははっ
未希
…ふっ
斜め後ろにいる好きな人は
いつも笑っている
目が合うと
私まで思わず笑ってしまう
悠太
ごめんごめん
悠太
癖になってんのかも(笑)
未希
いや
未希
いいんだ
未希
なんか、嬉しいから
好きって気持ちがバレないように
私は 前を向いた
癖か…
だから悠太はいつも 誰にでも笑ってるんだ
未希
(そうだよね……)
未希
(誰にでも…だし)
わかっていても
後ろを見たくなってしまう
悠太
あ
未希
あっ
未希
(目が合った…！)
未希
(ずっと、見られてた！？)
悠太
ふ
悠太
はははっ
悠太
どうしたの？
未希
なんでも…ないっ！
またいつもの笑顔だ
未希
(これは癖…これは癖……)
未希
(わかってる…けど)
それを…どうか……
私にだけに向けて…！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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