昼休み
アホ美達はいつもの校舎裏に避難していた
二日前
幸枝達によって窓から鞄を投げ捨てられたアホ美は
咄嗟に逃げるよう友美達に指示を出し
その場で友美と蓮斗の鞄を守ることはできたものの
放課後に友美の鞄が狙われ
投げられそうになったのを蓮斗が守り
代わりに蓮斗の鞄が投げ捨てられてしまった
その後また同じ目に遭わないよう
昨日の四時限目終了直後と放課後
そして今
チャイムの音と同時に教室を飛び出しここまで来た
権田沼奈穂美
投げ捨てられたアホ美の鞄は中庭の花壇に落ち
あちこちに土汚れが付着していた
放課後に投げられた蓮斗の鞄は水やり後の花壇に落ち
アホ美よりも酷い汚れが付着してしまっている
八神蓮斗
八神蓮斗
権田沼奈穂美
権田沼奈穂美
八神蓮斗
権田沼奈穂美
二人のやり取りに不安が募る友美
金田友美
金田友美
権田沼奈穂美
八神蓮斗
金田友美
金田友美
金田友美
アホ美が転校してくる前
蓮斗は一度、友美を庇って幸枝からの反撃を受けた
それで一度は助けることを諦めてしまったのだが
あの幸枝に臆することなく立ち向かうアホ美の姿に
蓮斗はもう一度、立ち上がる決意を固めていた
八神蓮斗
八神蓮斗
権田沼奈穂美
八神蓮斗
権田沼奈穂美
八神蓮斗
権田沼奈穂美
権田沼奈穂美
八神蓮斗
八神蓮斗
Q.こんな時、寛貴ならどうする?
A.もちろん止めようとするが止めきれず、流れ弾(と言う名のアホ美の拳)に倒れる
昼休みが終わる頃
三人が教室に戻るため廊下を歩いていると
浪川哲雄
突然、聖夜の担任の浪川に声をかけられた
権田沼奈穂美
八神蓮斗
浪川哲雄
権田沼奈穂美
金田友美
八神蓮斗
浪川哲雄
八神蓮斗
浪川哲雄
権田沼奈穂美
浪川哲雄
金田友美
浪川哲雄
そう言うと去っていく浪川
権田沼奈穂美
八神蓮斗
権田沼奈穂美
金田友美
モヤモヤした気持ちを抱えながら午後の授業を受け
ホームルームが終わり
また狙われそうになった鞄を必死に守りながら教室を出た
言われた通り職員室へ向かうとそこに安藤の姿はなく
浪川哲雄
八神蓮斗
困惑するアホ美達に浪川が問いかける
浪川哲雄
浪川の言葉にアホ美達は驚きを隠せなかった