ピピピ…
ピピピ
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おめでとうございます。
成功しましたよ。
僕はこの大きなお城に住んでる。
たくさんお部屋があって
たくさんの人が毎日来ていて
白のメイドさんはいつも優しい。
大きな部屋にいつもいる王様はいつもかっこいい。
お城はとても広い。
お城にはたくさん人が住んでいる。
僕もここに住んでいる。
お母さんが毎日来てくれる。
嬉しいな。
でも毎日退屈だなぁ。
今日も外に出よう。
遠くに行っちゃいけないと王様は言っていたけれど
大きな庭ならいい、と。
僕は僕より身長の高いペットを連れて外に出る。
僕
今日もいい天気だ。
今日も綺麗なお花を見に行こう。
お花を見に行く時に大きい車とすれ違った。
あの大きい車に乗ればこのお城の住民になれるんだ。
僕も乗った。
とても安心したけれど怖かったなぁ。
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僕
いつものところに今日は1人
女の子がいた。
僕より少し背が高い。
オンナノコ
女の子は僕と同じペットを連れて
僕と同じ服を来ていた。
きっとお城の住民なのだろう。
オンナノコ
僕
僕
僕
オンナノコ
オンナノコ
オンナノコ
オンナノコ
僕
僕
オンナノコ
オンナノコ
僕
僕
オンナノコ
オンナノコ
僕
オンナノコ
僕
僕
オンナノコ
オンナノコ
オンナノコ
オンナノコ
僕
僕
オンナノコ
僕
オンナノコ
オンナノコ
僕
僕
オンナノコ
僕
オンナノコ
女の子はひとつの花を指さした。
オレンジで綺麗なお花。
オンナノコ
僕
オンナノコ
そういえばお花には言葉が隠されているとお母さんが、言っていた。
マリーゴールドにはなんて隠されているだろう??
僕
ボーンボーンボーーーン
その瞬間お昼の鐘が鳴った。
オンナノコ
僕
オンナノコ
僕
オンナノコ
僕
僕
女の子はペットを引き連れてお城へ僕より先に帰って言った。
僕はお昼ご飯を食べていると
お母さんがやってきた。
僕
お母さん
僕
僕
女の子のことを話そうとした瞬間
僕は思い出した。
僕
お母さん
僕
僕
お母さん
お母さん
僕
僕
僕
お母さん
お母さんが理解したように笑った。
お母さん
お母さん
僕
僕
僕
お母さん
お母さんは僕の胸に手を当てた。
お母さん
僕
僕
明日女の子に教えてあげよう。
翌日
僕
今日も僕はペットを引き連れて外へ出た。
昨日の女の子がいた。
オンナノコ
オンナノコ
僕
僕
オンナノコ
オンナノコ
オンナノコ
オンナノコ
僕
僕
オンナノコ
オンナノコ
女の子は笑った。
僕はドキッとした。
とっても綺麗な笑顔。
僕
僕
僕
オンナノコ
女の子は驚いたようにこちらを見る。
僕
オンナノコ
僕
お母さんの言うことは嘘じゃないはず。
オンナノコ
女の子はしゃがんだ。
僕よりずっーと小さくなる。
オンナノコ
女の子は下を向いた。
全然顔が見えない。
少し震えている。
僕
僕
オンナノコ
オンナノコ
ばっと顔を女の子はあげる。
オンナノコ
僕
とても笑顔だった。
さっきの笑顔と似ているようで少し違う。
とっても可愛く見えた。
それから毎日女の子と、会って
お昼ご飯の不味さを話し合ったり お花について、語り合ったり
毎日が楽しみになった。
でも
女の子と会う前はわくわくしてて
女の子と別れた後は退屈で
すごく心が左右する。
僕
女の子と出会って1ヶ月。
普通の日の夜に急に心が苦しくなった。
きゅうっと締め付けられる。
けほけほと咳が出る。
僕
幸いに近くにいたお母さんが気がついた。
お母さん
お母さん
お母さん
僕
お母さんは王様を呼びに行く。
すぐに王様はきた。
王様
僕
王様
え?なんて??
全然聞こえなかった。
お母さんが安心したように笑った。
しばらくして、苦しいのは無くなった。
王様は去っていった。
月明かりが部屋に差し込む。
お母さんはパチッと部屋の電気を付けた。
僕
僕
お母さん
お母さんがいつも通り優しい笑顔で言った。
お母さん
僕
僕
悪魔さん
怒らないで。
その日も、女の子に会いに行こうと ペットを連れて外に出ようとしたら
お母さんに止められた。
なんでって言っても答えてくれなくて
お母さんに引き攣られるまま、部屋に帰って行った。
部屋から女の子は見えなかった。
明日もね、と約束したのに。
ごめんね
明日は行くね。
次の日も行けなくなった。
僕はお布団でくるまっているだけ。
あぁ。
ごめんね。
明日は行くね。
あぁ、ごめんね。
今度こそ明日は絶対行くね。
あぁ、ごめんね。
まただ。 明日は絶対行くね。
あぁ、ごめんね。
次こそ明日は行くね。
ごめんね。
明日は絶対行くね。
ごめんね。
明日は絶対行くね。
ごめんね
明日は絶対行くね
ごめん
明日はぜったい行くね
ごめん
明日は行くね
ごめん
明日こそ
お母さんが泣き始めた。
もう僕はお母さんを見つめるだけだった。
お母さん
なんでお母さんが謝ってるの?
僕はあの子に謝らなくちゃ
お母さん
お母さん
お母さん
お母さん…
なんで泣いてるの…
あぁ眠いなぁ
めんどくさいな
あの女の子はどうしているかなぁ
ガラッ
お母さん
僕
誰…?
お母さん
オンナノコ
オンナノコ
オンナノコ
お母さん
僕
僕
オンナノコ
僕の…
部屋に…
女の子が…
いる…????
オンナノコ
僕は頷く。
オンナノコ
オンナノコ
オンナノコ
オンナノコ
ねぇなんでお母さんは女の子を抱きしめてるの?
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何をするの?
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なんで僕のベットが動いてるの?
良かったね。
これからずーっと一緒だよ。
女の子は笑った。
ほんと?
嬉しいなぁ
ボクソシテオンナノコノオレ
お母さん
お母さん
ボクソシテオンナノコノオレ
ボクソシテオンナノコノオレ
ボクソシテオンナノコノオレ
お母さん
お母さん
お母さん
お母さん
ボクソシテオンナノコノオレ
ボクソシテオンナノコノオレ
ボクソシテオンナノコノオレ
ボクソシテオンナノコノオレ
お母さん
お母さん
お母さん
お母さん
ボクソシテオンナノコノオレ
ボクソシテオンナノコノオレ
お母さん
俺は右を見た。
ボクソシテオンナノコノオレ
右手には俺と同じくらいの手が握られていて
俺の隣には 顔に布を被せられた人がいた。
お母さん
母さんが布を外す。
ボクソシテオンナノコノオレ
とても綺麗なひとだった。
きっと同い年くらいであろう。
そして枕の傍に紙切れが置いてあった。
俺はそれを左手でとる。
貴方はまだ綺麗じゃなくていい。
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生きて ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
ボクソシテオンナノコノオレ
ボクソシテオンナノコノオレ
お母さん
お母さん
お母さん
お母さん
お母さん
君を思い出した。
あぁ。
いけなくてごめんね。
最後にもう一度だけ
君とマリーゴールドを見たかったな。
未完成のマリーゴールドを。
お母さん
お母さん
お母さん
君の体を回収される時に母さんが言った。
そんなことない。
ねぇ君。
君はなんていう名前なんだろう。
結局君は誰だったんだろう。
分かるのはひとつだけ。
脳死した。
それだけだった。
それでもいいんだ。
俺は君が1番の憧れで
1番の恩人。
そして。
ねぇ君。
俺が君になってから またマリーゴールドを見たんだよ。
君の言った通り。
枯れていた。
でも。
君とみたマリーゴールドは
とても。
ほんとに美しかったから。
枯れ果てる直前も綺麗だけれど。
枯れた後も綺麗なんだ。
綺麗が
残っているんだ。
ねぇ君。
君はとても綺麗だ。
僕が見た綺麗な君は 枯れ果てる前だ。
でも今俺が見てる 枯れた君も
とても綺麗だ。
ねぇ、君。
ねぇ。
君は1番綺麗な人だ。
お城→病院 住民→病人 王様→医者 メイドさん→看護師 ペット→点滴 大きい車→救急車 同じ服→病人服 悪魔→病気の場所 天使→移植できる場所 お昼ご飯→病人飯 マリーゴールドの花言葉→???
最後までありがとうございました。
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それでは
さよなら すごすご(*´ `*)
とくん。
とくん。
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ああなんて幸せなのかしら
とくん。
とくん。
君の力になれる。
君は私がいないと生きていけない。
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とくん。
とくん。
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ああなんて幸せなのかしら。
これからも貴方と生きていける。
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