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君と苺のような恋をするには。Vol.2

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君と苺のような恋をするには。Vol.2

36 - ジ「この願い、叶うかどうか見守ってくれな!」

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2022年08月31日

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るぅとくんに近づいて行った莉犬くんは先程より多少明るく振舞っていた。

俺らで待ち合わせしたとき少し暗かったから安心したよ、、、

ホッと胸をなでおろし、手に持っていた短冊を見つめる

”何も書かれていない”紫色の短冊

『お菓子をいっぱい食べれますように』

あぁは言ったけどそんなこと願うほどでもない。

太るし←

皆がこちらに気づいていないことをいい事にサラサラとペンを動かす

紫央

、、、一昨年は莉犬くんと友達になれますようにって願った

おかげで勇気が出て話せるようになった

紫央

去年はるぅとくんに勝てますように、だっけ?

今年同じ学校に入るからそんなことを願った

紫央

__じゃあ今年は

結局、みんなが見てない隙に願い事を書くことにした。

内容はもちろんるぅとくんと両思いになれますように、だ。

織姫と彦星と言うリア充に願うのはなぁ、、、なんて渋ったり、本人に見られたら、とか不安に駆られたりしたけど

青猿

、、、ん?

不器用な字で適当に書いた青い短冊。どこに引っ掛けようか、と回っていたらふと目に留まった短冊があった。

黄色と紫色。

黄色はたぶんるぅとくんだなぁ、、字もきれいだし、とか呟きながら淡い期待を抱きじっと内容に目を通した

”幸せになれますように”

たったそれだけ。

何が幸せに、とか全く分からないがきっといろいろなことが含まれているんだろう

さとみくんとか、お母さんの事とか。

僕の事も含まれていればいいのにっ、、!!!

クッと息を詰まらせ、すぐにため息をつく

青猿

(いけないいけない、、、誰かに見られる前に飾っとかなければ、、)

ちゃっかりるぅとくんの隣に飾り、苦笑した

これじゃあ本人にバレても可笑しくない、、ま、いいか

そして先程気になっていた紫の短冊を手に取る

青猿

、、、愛を知れますように??

これを書いたのはなーくんだろうか。

考え込んでいると隣で莉犬君が短冊をかけようとしていた

、、、僕にあんなこと言いながら何だかんだ頼っちゃってんじゃねぇか!!

青猿

ちょ、なんて願ったの?

好奇心が沸き上がり、彼を問い詰めた

赤崎

え、ころちゃん!?居たの!?、、まじかぁ

頭を抱えため息をつく彼。

数秒後おずおずと一言

赤崎

、、、さとみくんと付き合えますように、、、?

はい織姫と彦星に頼ってやがった。

コイツ侮れない。

僕の中で莉犬くんが要注意人物となった瞬間である

君と苺のような恋をするには。Vol.2

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