お父さん
じゃあな、花梨。
タッタッタッタッ
迅
なぁ、あれ、花梨じゃねぇ?
晃樹
え?あ、ほんとだ。
璃空
何やってんだあんなとこで。
迅
こいつ、生きてるのか?
璃空
縁起でもないこと言うな。
晃樹
うーん?眠ってるだけみたいだけど、雨降ってるしな。どうする?
迅
取りあえず、シェアハウスに連れていくか。
晃樹
僕、おんぶして運ぶよ。
迅
荷物も何も持ってねぇしな。
璃空
でも何でこんな所に?
迅
さぁ?
迅
ちょっと、タオルと、毛布持ってくる。風邪引いたら、やべぇぞ。
璃空
晃樹、取りあえず、俺の部屋のベットに寝かしといて。
晃樹
わかった。
迅
なぁ、体温計知らねぇ?
璃空
あー、えっとね、あ、あったあった。持っていくよ。
迅
頼む。
晃樹
よいしょっと。
迅
あのさ、拭くのは構わねぇけど、こいつ濡れて下着透けてんぞ?
晃樹
それ言ったらダメでしょ?!
璃空
まぁまぁ。毛布かけておいて、起きたら、自分で拭いてもらお。
迅
そうだな。
数分後
花梨
う、う~ん。
花梨
あれ?ここ、どこ?
迅
起きたか。
晃樹
良かったぁ。
花梨
迅、璃空、晃樹。あれ?何で三人一緒にいるの?て言うか、何処見てるの?
迅
お前、気付いてねぇのかよ。
璃空
ん。体拭け。
花梨
え?ギャアアアア透けてる!ちょっと、出てって!
迅
ハイハイ。一応、替えは、そこに置いてるからそれに着替えろ。
花梨
分かったから、早く!
晃樹
困ったお嬢様だねぇ。
璃空
ま、良いだろ。
花梨
(あービックリした。にしても、ほんとに透けてる。もう、一応、これ着とくか。ってこれサイズでかっ!)
迅
いいか?
花梨
うん。良いよ。
晃樹
わぁ!ブカブカ可愛いー!
璃空
よせ、アホが。
迅
何でお前、あんなところにいたんだ?








