久木
氷野
氷野
氷野
久木
久木
氷野
久木
久木
久木
氷野
氷野
氷野
久木
氷野
久木
氷野
氷野
氷野
氷野
氷野
氷野
氷野
氷野
氷野
氷野
氷野
氷野
氷野
氷野
公園のベンチに座り
コンビニで買ったコーヒーを飲む。
おもむろにスマホを取り出し、
アプリを起動させ
自分の作品を確認する。
氷野
氷野
しかし
そうやってアプリを開き
自分の作品を見るたびに思い出す。
タナキエルや
ノノや
ベリトのことを。
氷野
氷野
何度言い聞かせても
それでも氷野の心は
求めてやまなかった。
会えないとわかっていて
忘れることを拒んだのに、
今さらになって
忘れてしまった方が
幸せだったのではと
思ってしまう。
ポタリ…
悲しみと
募る想いがあふれて
涙となり
また
ポタリと
落ちる。
??
氷野
??
顔をあげると
そこには
タナキエルが立っていた。
氷野
涙があふれ出て
頬を伝い
落ちる。
ノノ
そこに
すでに号泣している
ノノが現れ
飛び付く。
氷野
ノノ
ノノ
氷野
氷野
ノノ
タナキエル
氷野
氷野
タナキエル
氷野
氷野
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエルは
氷野の横に腰を下ろして
古い話しを始めた。
大昔、一人の男に恋をした悪魔がいた。
悪魔の名前はアグラゼル。
人に恋した悪魔は魔界に戻ることなく、
地上で人間と共に生活していた。
タナキエルはその悪魔を連れ戻すよう
上司に言われて地上にやってきたことがあった。
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
タナキエル
タナキエル
タナキエル
そして事の顛末を見守るため
タナキエルも同じように
地上で生活することにした。
タナキエル
氷野
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
ノノ
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
氷野
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
ノノは無言で頷く。
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
氷野
氷野
氷野
タナキエル
タナキエルは
あからさまに嫌そうな顔をした。
ノノ
ノノ
ノノ
ノノ
タナキエル
ノノ
氷野
タナキエル
氷野
ノノ
氷野
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
ノノ
ノノ
氷野
ノノ
ノノ
ノノ
ノノ
タナキエル
タナキエル
氷野
涙が
氷野
止めども無く
溢れ
氷野
頬を濡らす。
氷野
氷野
氷野
氷野
タナキエル
ノノ
氷野
?
氷野
氷野
?
氷野
氷野
?
氷野
?
氷野
タナキエル
?
氷野
?
タナキエル
タナキエルは
背負っていたキャリーバッグを下ろす。
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
キャリーバッグの蓋を開けると
?
真っ黒な子猫が顔を出した。
氷野
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
氷野
?
氷野は
そっと手を伸ばし
子猫を抱き上げる。
タナキエル
タナキエル
ノノ
ノノ
ノノ
ノノは耳を塞ぐ。
タナキエル
氷野
氷野
ノノ
ノノは首を傾げる。
タナキエル
タナキエル
タナキエル
子猫は喉を鳴らし、
氷野に頭を押し付ける。
ノノ
氷野
氷野
氷野
氷野
氷野も
子猫に頬擦りする。
タナキエル
タナキエル
氷野
氷野
氷野
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
氷野
ノノ
ノノ
ノノ
タナキエル
氷野
ノノ
言いながらノノは目に涙を溜める。
ノノ
ノノ
ノノ
氷野
タナキエル
ノノ
ノノはもう一回氷野に抱き着き
小さな声で
「またね」っと言って離れた。
氷野
氷野
タナキエルは後ろを向いたまま手を振り、
ノノはその姿は見えなくなるまで
後ろ向きで歩きながら手を振った。
氷野
?
氷野
氷野は
優しく子猫を抱き締め
キャリーバッグを持つと
家路へと急いだ。
ノノ
ノノ
タナキエル
ノノ
タナキエル
タナキエル
ノノ
ノノ
タナキエル
タナキエル
ノノ
・
・
end
?
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