行き場のない俺

地雷さん回れ右！ 通報禁止！ ご本人様とは全く関係ありません 無言何とか全部おけ 誤字脱字大量発生

俺は今日も小さな小屋で目が覚めた

寒くてたまらない

１ヶ月くらい前、親に家を追い出されてからずっとここで暮らしている

追い出されてからは、誰にも目につかない場所に行きたくて、真夜中に歩きまわり、たまたま小さな小屋を見つけんだ

しかし食べ物なんてない

最初の方は家から持ち出してきたパンをちょっとずつかじってたけど、それももうない

夜になったらゴミを漁りに行って食べれそうなものを探すのが日課になっていた

俺は高校生だ

いくら家がなくても学校はある

それに、行かないと親に連絡されて色々バレちゃうから行かなきゃ

俺は家から唯一持ってきた学校用品を持って小屋を出た

教室に入るのが怖い

みんなの視線が怖い

ガラガラ……

シーン……

俺が入った瞬間、教室のざわめきが消えた

みんなの視線が俺に集まる

それと同時にヒソヒソと俺に対しての陰口が聞こえてくる

俺は俯いたまま自分の席についた

机にはいつも通りの悪口の落書き

たくさんの消しかす

ペンケースから消しゴムを出して消す

消し終わる頃にはホームルームが始まる直前だった

授業中

俺は机の中を掻き回す

やってしまった

ぐちゃぐちゃの机の中から出てきたのはぐちゃぐちゃになった計算プリントだった

元々整理整頓が大の苦手でいつも鞄の中も机の中もぐちゃぐちゃだ

だからプリントのこともすっかりと忘れてしまっていた

何も書かれていないぐちゃぐちゃのプリントを睨みつけているといじめっ子がそう言った

運の悪いことに、宿題を集める係はいじめっ子だった

そう言って俺からプリントを取り上げて掲げる

同時にクラスから笑い声が上がった

クスクスと聞こえる笑い声と、コソコソと言われている悪口が聞こえる

俺は唇を噛み締めて後ろに立った

キーンコーンカーンコーン

放課後のチャイムが鳴る

クラスの人は部活に走って行ったり、友達のところに集まって話始める

俺はとにかくこの空間から逃げ出したくて無理やりカバンに荷物を押し込んだ

そして逃げるように教室を出た

カバンを投げ捨て、小さな隙間に座り込んだ

そして重大なミスをした事に気づく

学校でペットボトルに水を入れてくるのを忘れてしまったのだ

水は大切な生活用品だから毎日ペットボトルに水を入れて帰ってたのに

そう言って俺は小屋の隅にうずくまった