いつからだろう
アイツの隣にいるのが、
『日常』になったのは
いつだろう
アイツのことが
『すき』になったのは
莉子
なんで…今さらっ…
莉子
『好き』だなんて気づくのよ…!
会えないなら、
恋心なんて意味がないのに
いつからだろう
アイツを『守りたい』と
思ったのは
いつだろう
アイツの笑顔に俺は邪魔だと
思ったのは
ヴォルフ
(結局、獣が人間を好きになってはいけないんだ)
ヴォルフ
(だから、サヨナラだ…リコ)
莉子
莉子
こらヴォルフ!
ヴォルフ
うぉっ?!
ヴォルフ
リ、リコ…?なんっ…
莉子
勝手にサヨナラなんてひどいじゃない!
ヴォルフ
え…
莉子
なんであたしの気持ちも聞かずに行っちゃうかなぁ?!
ヴォルフ
は…?
莉子
あたしは
莉子
莉子
あんたが好きだよ!バカ狼!
ヴォルフ
莉子
シフォンケーキとカラスを一緒に入れるようなバカで
莉子
自分1人で何もかも背負い込む一匹狼で
莉子
莉子
でも、きっと誰よりも優しいヴォルフが
莉子
好きだよ!大好きだよ!
ヴォルフ
ヴォルフ
わかった、わかったから…///
ヴォルフ
ヴォルフ
じゃあこれからもよろしくな、リコ
莉子
うん!
ヴォルフ
うわっ!
ヴォルフ
飛び付くな!倒れるだろ!
莉子
えへへ…
ヴォルフ
…しょうがないヤツだなぁ…リコは…😊
莉子
じゃあ、帰ろっか!
こうして、私と狼の奇妙な共同生活は続いて行くのであった。
~Fin~