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鳳月 結
鳳月 結
家と学校では優等生やってるけど…
もうちょっと遊びたい
でも…私の家は由緒正しい名家
その上、私は独りっ子。
正直今すぐ会社に行っても働けるほどの頭脳と
礼儀は教えられた。
三歳の頃に。
正直、私の家はおかしい
でも、それをできて当たり前を通してきたのが
私の家。
鳳月 結
もちろんこれも願望
友人となんて遊ぶ暇はない。
というか与えられてない。
学校に帰ってきたら少なくとも5時間は勉強しなければいけない。
ちなみに学校から帰ってくるのは午後7時。
帰ってくる時刻もおかしい気がする。
こんな生活が幼稚園から続けさせられていた。
鳳月 結
こんな気持ちを持つことを許してほしい。
コンコンッ
鳳月 水琴
鳳月 結
鳳月 水琴
鳳月 水琴
そう、私の部屋は音質は悪いが超小型の盗聴器が設置されているのだ。
何を言っているかは聞き取れなくとも、喋っていれば母がここに来る。
娘の部屋盗聴とか、 もう、犯罪じゃない。
鳳月 水琴
鳳月 水琴
鳳月 結
鳳月 水琴
鳳月 水琴
母の「ただじゃ置かないから」は
本当に恐ろしい。
思い出したくもない
まぁ、母の部屋を見ればわかるのだが…
また後で入ることになるので…そのときに見てくれればいい。
鳳月 結
勉強、後でいいか。
苦しいことは早く終わらせよう。
コンコンッ
鳳月 結
鳳月 水琴
ガチャッ
母の部屋想像図
ここは地下室
だが、母がここを使って管理している。
今では母の部屋、と言ったらここになってしまった。
鳳月 水琴
鳳月 水琴
鳳月 水琴
鳳月 結
もうとっくに分かっているが…認めたくはない。
鳳月 水琴
鳳月 水琴
鳳月 水琴
ああ…やっぱりか。
母が太いベルトと細いベルトを片手ずつ持っている。
鳳月 結
自然に声が震える
というか、体全体が震える。
鳳月 水琴
鳳月 水琴
鳳月 結
鳳月 結
鳳月 水琴
鳳月 水琴
鳳月 水琴
鳳月 結
もう…いうことを聞いても聞かなくても…
一緒なんだ…
母がベルトを振り上げる。
ビチンッ
鳳月 結
鳳月 水琴
鳳月 水琴
こんなの…永遠に終わらない。
バチンッ
鳳月 結
鳳月 水琴
鳳月 水琴
鳳月 結
鳳月 結
鳳月 水琴
鳳月 水琴
鳳月 結
鳳月 水琴
バチンッ べチンッ
鳳月 結
鳳月 水琴
鳳月 水琴
鳳月 水琴
鳳月 水琴
ベルトの音が…うるさい
この罰も痛いし、嫌いだけど…
金魚鉢よりはずっとマシ。
金魚鉢って言うのは、
風俗、なのだ。
ただ、ただひたすらに…
ヤラれ続けるコースのこと。
母が私のために作った、
私だけのコース。
嫌い、もう
全部が嫌い。