A
この度は、、
A
お忙しいなか来てくださってありがとうございます、。
A
きっと、、
A
母も喜んでいます。。。
今日は母の葬儀だ
何かと人脈が広い母
俺が一度もあったことがない人も たくさん来た
C
。。辛いだろうが気を落とすなよ
A
ありがとう
A
俺は、大丈夫。
母が死んだという実感がないのか
涙も出ない
ただ無心。
A
はぁ。。
B
あのぅ
A
あっはい
A
(知らない人だな。。
お袋の友だちにしてはずいぶん若いな。。
俺とタメくらいか?)
お袋の友だちにしてはずいぶん若いな。。
俺とタメくらいか?)
B
あの、お母様にお世話になっていましたBと申します、、
B
会社で私の先輩でした、
B
とても優しくて、、
今回のことも、わたし、、
今回のことも、わたし、、
B
びっくりしてしまって、、
まだホントだとは信じられません。。。
まだホントだとは信じられません。。。
A
あぁ、そうでしたか...
A
私もまさか病気だとは気づかなくて
A
たまには実家に戻ってやれば良かったと悔やんでいます、、
B
お母様、よくあなたのことを話していましたよ
B
じまんの息子だって、、
B
いつか紹介するって、、
B
こんな形でお会いするなんて、、
泣き崩れたその女性を どうすればいいかわからなかった
A
だ、大丈夫ですか((
A
あ、えっと。。
肩を貸しますよ
肩を貸しますよ
B
あ...ごめんなさい
みっともないですね私。。
みっともないですね私。。
少し照れて それを隠すように笑う彼女を
かわいいと思ってしまった
B
あ
C
あれっBじゃん
何でいるの?
何でいるの?
A
??
B
私は会社の先輩だったから、、
C
えっそうなの?
俺はAと幼馴染
俺はAと幼馴染
A
えっと、、二人は?どういう、、
C
あー、いとこなんだ
C
なんかすげー偶然w
B
ほんとね
偶然。 ただこの偶然がたまらなく嬉しかった
少なからずとも俺は
この女性に好意を持ってしまった
A
(しかも美人)
母の葬儀で恋をするなんて なんだかバチ当たりな気もする
きっとお袋からの 最後のプレゼントなのだ
そう、勝手に決めつけた
A
あの、Bさん
B
はい?
A
母から、俺のこと聞いてたって言ってましたよね
B
はい
A
具体的にはどういう?
A
(愚痴じゃないだろうな。。)
B
とても働きやで優しいと聞いていました
本当にそうですね!
さっきも肩を貸してくださいましたし
本当にそうですね!
さっきも肩を貸してくださいましたし
A
いやぁ(照)
B
ほんとに優しいと思いますよ
お母様と似たんでしょうかね
お母様と似たんでしょうかね
A
そうですね、きっと。
B
あの。。私がこんなこと言うのもなんですが、これから頑張ってくださいね
A
はい。
ありがとうございます
ありがとうございます
A
Bさんも、ね。
B
はい、、!
彼女と会話をしたのはそれまでだ
数日後
A
(はぁ。)
俺は彼女のことを忘れられなかった
連絡先なんて知らないし
お袋の会社も知らなかった
A
(また、、会いたいな、、)
ピロンッ(LINEの着信音)
C
今暇~?
A
(あっ、そういえばコイツ、
いとこだって言ってたな)
いとこだって言ってたな)
A
暇~
C
ちょうど良かった!釣りしよーぜ
A
おっいいね
A
今そっち行くわ。
な~んだ。 なら彼女と会うのなんて簡単じゃん
翌日
B
......うっ...くっうぇ((泣
A
大丈夫ですか?
B
はい。。
こんな、、まさか、、
こんな、、まさか、、
A
僕も驚きです
A
まさか、Cが死ぬなんて。
ほら、また会えた