ただの曲パロ

ｶﾁｶﾁｶﾁｯ⬅音なんて知らない人です

これはある一つの夏のある日

急にふうゆはそう言ってきた

梅雨時ずぶ濡れのまんま家の前で泣いていた

そんな話で始まるあの夏の日の記憶だ

歌詞が結構飛びます

ｶﾞﾁｬ

こうして僕らは逃げたした

狭いこの世界から

家族もクラスのやつらも

何もかも全部捨てて君とふたり

ｸﾞｲｯ⬅ふうゆの手をひいた

ﾊﾞｼｬｯ

そういえばこのときに 手を繋いだけど最初みたいに震えてなかった

現実では 絶対にしてはいけません 絶対ですよ！

ふうゆ視点

ﾃｸﾃｸ

ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞ

ふたりで逃げた

足が痛くなっても走った

今さら怖いなんて思わなかった 怖いものはもう僕ら にはなかったんだ

数分後

小さな逃避行の旅

ｳｰｳｰ

子供の頃に夢見た

ﾐｰﾝﾐﾝﾐﾝﾐｰﾝ⬅一応蝉

ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞ

ｼﾞｼﾞｯ⬅これも一応蝉

あても決まっていないまま僕らから逃げる蝉の群れ

水もなく喉がカラカラになっても走る

蝉の群れの奥には怒り狂った警察官たち

最期に馬鹿みたいに僕らははしゃいだ

そこでふうゆが止まった

ｸﾞｼｬ

ふうゆは首を切った

映画のワンシーンにしか思えなかった

白昼夢を見てる気がして

ふうゆはどこにもいなかった

ふうゆだけがいなくなった

ふうゆは今どうしてるんだろう

天国に逝けたのかな？

それともまだ現世にいるのかな？

最後まで見ているんだったら

過去の僕の代わりにお墓参りに行ってきてよ

あのあとすぐに引っ越しちゃったから1回も出来なかったんだ

住所は F県U市Y区U寺だよ

僕の代わりに行ってきて

ｶﾞﾁｬ

ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞ

ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞ

そして時は過ぎていった

ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞ

ただ暑い日が過ぎていった

ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞ

家族もクラスのやつらもいるのに なぜか君だけがどこにもいない

９月の終わりにくしゃみして

ありがとう

次はあなたの人生です