月姫 ３話

夢のまたその先へ

主人公の奈には、小さい頃から見ている夢がある。
それは、どこかの王国の男の子との夢だ。
顔ははっきりとは分からないが、どこか懐かしく感じる不思議な夢で、高校生になった今も見ている玲奈。
そんな不思議な夢を見る日が続く中、玲奈のクラスに一人の男子が転校してきた。玲奈と転校生の目が合うと、彼は玲奈に近づいてきて─── 。

"絶対"に叶わない恋

僕が狐になった日は、君の命日だった。

高校１年生になったばかりの
イケメンでもない平凡な僕に急に話しかけてきた隣の席の女の子。
話していくうちにその子は不思議で、
でもどこか大人っぽくて。

ある帰り道のこと。
一緒に歩いている時のこと。

急にその子は僕にこんなことを言ってきたんだ。



「嘘ついたことある？」って───────

若き覇王に、甘くときめく恋を

久我　貴仁（くが　たかひと）27歳

家電事業を筆頭に、多くの企業を傘下に持つ巨大企業グループKOOGA（クーガ）の、二代目御曹司

草凪　彩花（くさなぎ　さやか）24歳

オリジナルブランドの香水専門ショップを経営する会社KATZE（カッチェ）の、社長の一人娘


旧知の仲の父親同士の口約束から、唐突に貴仁との結婚を求められた彩花だったが、初めて会った彼は外見こそ素敵だったものの、言動は素っ気ない上に冷ややかで、まるで価値観は合わないように思えた。

彩花は彼の言動に辟易してしまい、結婚などできるわけもないと思うのだが、彼の方はどう思っているのかその後も誘いをかけてきて、ぎくしゃくとした付き合いが続いていく。

なかなか擦り合わせられない微妙な距離間の二人の関係は、果たしてどうなっていくのか……。

「責め恋」美形な医師は、サディスティックに迫る

政宗　一臣（まさむね　かずおみ)

職業　精神科医

性格　患者さんに対しては、至って優しく誠実

容姿　整った綺麗すぎる面差しに、メガネが似合う、インテリ系な美形

しかし……、裏の顔アリ。

裏の性格　言葉責めで口撃をする、サディスト

そう、その男は、天使の顔を持った、悪魔のような精神科医だった……。


※表紙は、ＡＩイラストで作成したものです。