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莉犬side
秋。体育祭。
まだまだ残暑が続く中、全員が一致団結して取り組む体育の集大成である。
そんな体育祭を俺は毎年恨み続けていた。
、、、俺は運動が大の苦手だから。
赤&紫
隣で体育座りをするなーくんと口を揃える。
今現在、1学年合同体育が行われていた。
俺は体力切れで早々にギブアップし、なーくんは頭から転び、2人で見学をしている。
紫央
橙樹
赤崎
俺が嫌そうに呟くとギューッと抱きしめようと両手を広げ満面の笑みで近づくジェルくん。
、、、彼は勉強より運動を得意とする。
だからか知らないが最近妙に機嫌がよかった。
赤崎
慣れたように避けた俺達を見て不服そうにしながらも、ジェルくんは皆の方を指す。
橙樹
紫央
赤崎
渋々ながらゆっくり歩き、俺はるぅとくんの隣へ向かった。
赤崎
俺が嫌味らしく言ってしまうと彼はフッと苦笑し、目を伏せた。
黄神
赤崎
誰しも完璧じゃないんだよ、と言うるぅとくんを見つめていると国語教師だったはずのB組の担任の先生が声を張り上げる。
B組担任
手を叩き、ザワめく生徒達を宥める姿を横目に俺は下を向く。
赤崎
黄神
恐怖を感じるほどの殺気を放ち出するぅとくん。ふと周りを見ると皆何かを願っているようだった。
青猿
桃谷
紫央
橙樹
__さとみくん以外、皆欲張りだったようだ。