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刹那
由紀
刹那
由紀
僕は【河霧 刹那】(かわぎり せつな) 名前で皆は僕をいじめてきた。 だから僕は友達がいなかった
ただ、1人。僕の幼なじみを除いたら……
幼なじみの【釧路 由紀】(くしろ ゆき) 同じ学校の生徒で僕なんかと違い色んな友達に囲まれてとても充実した生活を送れてるのに僕なんかと遊んでくれる
刹那
由紀
由紀
刹那
由紀
刹那
由紀
由紀
由紀
刹那
由紀
刹那
この時から僕は由紀に恋をしてたのかもしれない。それから毎日一緒に遊んだ。学校ではいつもみたいにイジメを受けてた
でも、由紀と遊べる。僕の唯一の親友がいる。だから、僕はそんなイジメなんてどうってことは無かった
それから時はすぎて、小学校の卒業式後 僕が由紀を呼んで今までの想いを伝えようと決意してた。でも、待ってたのは絶望だった
刹那
刹那
刹那
ずっと待ってた。学校の大きな桜の木の下そこでずっと待ってた。いつか現れる由紀をずっと………
刹那
刹那
由紀の母
刹那
刹那
由紀の母
刹那
由紀の母
刹那
由紀の母
刹那
由紀の母
刹那
由紀の母
刹那
由紀の母
刹那
由紀が1人で裏山に行った!裏山には僕をいじめてきた奴らの縄張りがあるからもしかして僕のために乗り込んだんじゃ……
ダメだ!由紀はそんなことしなくていい!そんな、危ないことは僕だけでいいんだ!もう、大切なものは無くしたくないんだ!
〜裏山〜
刹那
刹那
刹那
刹那
刹那
クソガキ
クソガキ
クソガキ
刹那
クソガキ
クソガキ
クソガキ
刹那
ゆっくりとそのいじめっ子達に近づき リーダーでありそうな奴の胸ぐらを刹那は思いっきり掴んだ
刹那
クソガキ
刹那
刹那
今までいじめてきた刹那とは雰囲気が違いいじめっ子は驚きを隠せていなかった
クソガキ
刹那
怒った刹那はそのリーダーらしきものに、怒りのこもった拳を顔に突きつけて すぐに由紀を探しに山の奥にと 走り去っていった
クソガキ
クソガキ
クソガキ
クソガキ
いじめっ子は何事も無かったようにその場から立ち去り、この事を口外しないように仲間たちに強く言いつけた…
刹那
刹那
山に入り2時間…空は少しずつ暗くなり山の中はもうすぐ暗闇になる所だった
刹那
急な土の坂を滑り降り河原を歩いて回る しかし、人影はなくただただ無情にも時は過ぎていくばかり
刹那
由紀
刹那
由紀
刹那
由紀
刹那
由紀
刹那
その先には確かに由紀はいた。 しかし刹那の知っている由紀はいなかった 下半身は大木に挟まれて動けず
恐らくこの上の道から落ちたのだろう。そんなに高くないが小学生なら重症を覆う程の高さだ。着地に失敗したのか
右腕はありえない方向に曲がっていた。 そして、宝石のように綺麗な顔には頭が切れたのかそこから垂れ流れてきた血で見れない
刹那
由紀
刹那
由紀
刹那
由紀
刹那
由紀
刹那
刹那
由紀
刹那
刹那
由紀
刹那
刹那
由紀
刹那
由紀
その後の言葉は聞こえなかった。 覚えてるのは力なく倒れた無惨な由紀の姿 僕はその場に泣き崩れた。
自分が殺したんだ。自分が弱いから由紀を関係の無いひとを巻き込んで殺したんだ…頭の中でずっと自分を攻めていた。
自分も死のうとも考えた。でも、それじゃあ由紀の伝えたかった事は分からない。だから、ボクは生きる。強くなって
色んな人を守れるぐらいつよくなってみせる!そう心に誓った。
その後うずくまった僕と亡くなった由紀は町の大人に見つかり保護された。 翌日は由紀の葬式があった
そこで、改めて誓う。由紀の伝えたかった事。それを知るために、そしてこんな事にならないために僕は強く生きると……
刹那
自分の枕が濡れている。 どうやら僕は寝ている時に涙を流していたらしい。
あれからもう何年経ったのかな……。 今では、高校2年になっていた。 僕の住んでる場所は【霞島】(かすみじま 本島から数十キロ離れた小さな島に住んでいる。
ここは、人口も少なく建造物も少ない。 僕の通う学校はこの島には無いからわざわざ船で本島に向かわないといけない。
そんな、小さな島が未だにあるのはこの島がある観光スポットになってるからだ。 この島を別名【天狗島】
日本の天狗はここから生まれたとされているため、そんな名前が付けられた。 そのためこの島では年に一度祭りが開かれる。【天狗祭】
これは、天狗を崇めるだけの祭りではなく死者が帰ってくるとされる祭りでもあるのだ。天狗は死者を連れている
そんな迷信を信じている大人が始めた祭りだ。でも、そのおかげでこの島は無人島にはならないですんでいる
死者はお面をつけてこの世に帰ってくるとされていて、お面を付けている人と話すことは禁止とされている。
死者と生者は互いに干渉してはいけない存在だからとか…。そんなことは今の俺には関係ない。そう思っていた
母
刹那
母
刹那
それは何の変哲もないただの茶封筒。 差出人の名前は無くて不思議と感じたが 中身を確認してみないと分からない
茶封筒の中身を確認するとノートの切れ端がそこにあっただけ。そこには 【あの木の下で待ってる】
刹那
刹那
しかし、否定できなかった。 その字は見覚えがあったからだ。 小学校のころよく見てきた由紀の字だ
【あ】の書き方に少し特徴がある それが、由紀の特徴的な字だ。 胸の高鳴りに気づく
刹那
刹那
刹那
真相を確かめるべく刹那は家を出て 指定された【あの】木の下に行く 刹那が告白に指定した小学校の桜の木の下 そこに、彼女がいることを信じて……