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ジュダルの姉

第23話 - 23話

2025年11月21日

#ねたばれちゅーい

#マギ

#マギ夢小説

#ジュダル

#姉

凛🐶

白龍

…っ//

ジュラル

白龍だって、モルジアナさんと一緒に居たいと思っているくせに!!

白龍

何故ここでモルジアナ殿が出てくるんですか!!

ジュラル

まだモルジアナさんのことが好きなのでしょう!!

白龍

なっ//

白龍

っ好きですよ!!//

ジュラル

………!

白龍

…そう言えば貴方はなにか…

ジュラル

…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

白龍

…!!

白龍

何故…泣いているんですか…

ジュラル

泣いてない…っ泣

白龍

泣いてます…

白龍

俺が…モルジアナ殿を好きだと悲しいんですか？

ジュラル

悲しくないわ…泣

ジュラル

(やっぱり…ダメなのよ私じゃ…っ泣)

ジュラル

嘘…悲しいわ…悲しいの…泣

ジュラル

貴方のことが好きなのよ…白龍…っ泣

白龍

…!!//

白龍

(何故、だってジュラルはアリババ殿を…)

ジュラル

ごめんなさい…ごめんなさい…っ泣

白龍

(…謝らないで、)

白龍

(…俺は、ジュラルに俺を好きなって欲しかった…)

白龍

(アリババ殿より幸せにする自信があの時はあったから)

白龍

(でも…今は…)

白龍

すみません…っ

ジュラル

…ｯ

白龍

ジュラルには、俺よりいい人がきっといます…きっと…

ジュラル

………

ジュラル

ごめん…ね笑

ジュラル

ちゃんと、こんな気持ち捨てるから、笑

ジュラル

貴方に迷惑かけないから…だから、貴方の傍にいさせて笑

ジュラル

それだけで…いいから…

白龍

はい…

ジュラル

ありがとう笑

白龍

(無理に笑わないで欲しい…)

白龍

(抱きしめたい…今すぐに涙を拭んで俺も好きですと言ってしまいたい…)

白龍

(でも、俺にはそんな資格すら…ないんです…)

白龍

(…どうして、こんなにも上手くいかない…)

白龍

(…ジュラルを、傷つけたい訳じゃないのに…ｯ)

白龍

すみません…

白龍

出ていく

ジュラル

………

ジュラル

…ｯ…

ジュラル

あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"泣泣

ジュラル

(…痛い…こんなにも胸が痛い…っ)

ジュラル

(…どうして、私は…愛しちゃいけない人ばかり、愛してしまうんだろう泣)

ジュラル

(こんな気持ち…さっさと捨てられたらいいのに…っ泣)

ジュラル

(…嘘でもいいから、あの時のように好きだと言って欲しかった…っ)

ジュラル

(…ダメね、私…)

ジュラル

(…私なんかが、愛されるわけないのに…勝手に好きになって、勝手に期待して、フラれて…)

アラジン

あの、ラルさん…？

ジュラル

アラジンくん…

アラジン

ラルさん!!すごく目が腫れているよ?!

アラジン

えっと、氷出すのは得意じゃないんだけど、

ジュラル

氷魔法(サルグ)

ジュラル

大丈夫、私は2型魔法が得意なの笑

ジュラル

心配してくれてありがとう笑

アラジン

…白龍お兄さんが出ていくのが見えたから…、

ジュラル

見事にフラれちゃったわ笑

アラジン

え…どうして、

ジュラル

モルジアナさんのことが、まだ好きみたい

ジュラル

やっぱり、私が選ばれるわけなかったのよ笑

アラジン

きっと白龍お兄さんは言えないわけがあるんだよ

アラジン

だってそうじゃなきゃ、ラルさんへの行動に疑問が…

ジュラル

いいのよ笑

ジュラル

傍にいることを許可してくれたし

ジュラル

一緒にいれば、もしかしたら…私のことを好きになってくれるかもしれないでしょう？笑

ジュラル

(…そんなこと、ありえないでしょうけど)

アラジン

…無理に笑わなくてもいいんだ

アラジン

我慢することに慣れてはダメだよ

アラジン

抱きしめる

ジュラル

………

アラジン

ラルさんは悪くないんだよ…

アラジン

お姉さんでも、無理して大人になる必要はないんだよ

ジュラル

…っ泣

ジュラル

ｷﾞｭ

ジュラル

怖いわアラジンっ泣

ジュラル

怖いの!!泣

ジュラル

これからの未来が怖いっ泣

ジュラル

アリババくんも居ない、ジュダルもいない、白龍には嫌われたかもしれない泣

ジュラル

どうすれば白龍は私を好きになってくれるの…泣

ジュラル

私がずっと、あの人を…見なかったからなの…?泣

ジュラル

私は…間違えてばかりだわ…泣

アラジン

人は間違うものだよ…

アラジン

でも、白龍お兄さんがラルさんを嫌うことなんて絶対にない

アラジン

これだけはハッキリ言えるよ

アラジン

それに、ラルさんは1人じゃないよ…

アラジン

僕もモルさんもずっと一緒にいるから…

アラジン

また新しい恋をしたっていい

アラジン

白龍お兄さんのことが忘れられないならそれでもいいんだよ

アラジン

どんな未来を選ぶのはラルさんの自由だし、僕はラルさんの味方だから笑

ジュラル

アラジンくん…っ泣

ジュラル

ｷﾞｭ‐ｯ

アラジン

へへっ//(フワフワスベスベだぁ笑)

ジュラル

ありがとうアリババくん笑//

ジュラル

私これからは相談したいことアラジンくんに話すことにするわ笑

ジュラル

味方なんでしょ？笑

アラジン

うんもちろんだよ笑

ジュラル

アラジンくんも相談したいこと私に話してね笑

ジュラル

マギについては弟のことで理解はあるし、私の方がお姉さんだから解決出来ることもあると思うの笑

アラジン

分かったよラルさん笑

ジュラル

…あの、アラジンくん

アラジン

ん？

ジュラル

今日は一緒に寝てもいいかしら

ジュラル

いつはジュダルと一緒だったから、少し寂しいの…

アラジン

もちろんだよ笑

ジュラル

ありがとう笑

洛晶紅炎処刑時

ワァアアアア

ジュラル

白龍…本当に、

白龍

………

ジュラル

(…やはり、紅炎様が正しいのかしら…)

ジュラル

(…私の思う白龍は、理想なの…?)

ジュラル

あれ…貴方…腕と足が…

白龍

後で…話します

ジュラル

…そう、

兵士

『ーーーーーーーー！』

練紅炎

………

兵士

陛下っ

兵士

ご指示を

白龍

腕を下げる

ジュラル

…ｯ

ジュラル

目を瞑る

ワァッ！！

城の廊下

シンドバッド

白龍くん！笑

白龍

…？

シンドバッド

白龍くんもジュラルもおめでとう笑

ジュラル

(シンドバット…睨)

白龍

……

シンドバッド

これで君が王だ

シンドバッド

煌帝国が占領している国々の人々はしばらく君に任せるよ笑

シンドバッド

だが俺は、これから大きな改革を行おうと考えている…

シンドバッド

国という桓根はいずれこの世界中から消えてなくなるだろう笑

シンドバッド

その時はまた、よろしく頼むよ！笑

白龍

………!!

ジュラル

…!!!!

ジュラル

待って…それならなんのために白龍は…

白龍

………

白龍

歩く

ジュラル

白龍…

ジュラル

ﾊｯ

ジュラル

待ちなさいシンドバット!!

シンドバッド

ん？何かなジュラル笑

ジュラル

睨

ジュラル

(貴方がいなかったら、私が白龍を手伝って、白龍がこんな想いする必要も…)

ジュラル

(…違うわね、シンドバットにあたることではないわ…)

ジュラル

(それにきっと手助けを求めたのは白龍の方…)

シンドバッド

…？

ジュラル

ﾌｩ

ジュラル

いえ、何もありません

ジュラル

呼び止めてしまいすみませんでした

シンドバッド

…ジュダルは死んだそうだね

ジュラル

…はい

シンドバッド

君はきっとアラジンを殺すものだと思っていたが、むしろ仲良く話していて驚いたよ

シンドバッド

君は弟がいれば命をも張れる女性だったからね笑

シンドバッド

だからこそ君の人柄に惚れていた笑

シンドバッド

最後まで、君自身は仲間にはなってくれなかったのが残念だ

シンドバッド

この際だ。理由を聞いてもいいかい？

ジュラル

…昔から、貴方が怖かったです

ジュラル

貴方の力も、何を考えているか分からない顔も全て

シンドバッド

そうかな

シンドバッド

俺自身は親しみやすい性格だと思っていたんだが

ジュラル

えぇそうですね

ジュラル

私はそこも怖かったですよ

ジュラル

優しい顔をしながら、平気で惨いことをするところなんか特に

シンドバッド

国を守るためだ

シンドバッド

王としての責任だからね

シンドバッド

他の国の王も同じことをしているよ

ジュラル

わかっています、それが一般的な王の器というものなのでしょう…

ジュラル

ですが、アリババくんを好きになって、白龍を好きになって分かりました

ジュラル

私は、貴方のことが嫌いだったんだと笑

シンドバッド

………!!

シンドバッド

それは、いくら俺でも傷つくぞジュラル

ジュラル

ジュダルの誘いを何度も断っていたあなたも嫌いです笑

ジュラル

私をシンドリアに閉じ込めたことも許してません

シンドバッド

あれは君を守るために仕方なくだな…

シンドバッド

洗脳も完全に解きたかったし、あそこにいては君が傷つくだけだと思い

ジュラル

どんな理由であれ一緒です

シンドバッド

…すまなかった

ジュラル

いいですよ笑

シンドバッド

…!!

シンドバッド

(…ちゃんと笑ったところはあの時以来だな…)

シンドバッド

君は…強くなったな

シンドバッド

ジュダルが居なくなって、生きる意味を見失っているかと思っていた

ジュラル

人を変えるのは、いつだって人ですよ…

ジュラル

考え方も、思いも…

ジュラル

だから私は人が好きです

ジュラル

ジュダルは違ったようですが

ジュラル

私はジュダルが居ない世界に慣れるつもりはありませんけど、受け入れようと思いました

ジュラル

それは紅炎様や、白龍、アラジンくんたちのおかげです

シンドバッド

(紅炎様か…)

シンドバッド

俺も同じ考えだよ笑

ジュラル

そうですか？

ジュラル

貴方は自分の考えを変えることは無いほど、自信家で、意地っ張りのようですが

シンドバッド

俺が正しいと思ったことは正しいよ笑

ジュラル

…笑

ジュラル

そうですね

ジュラル

貴方はいつだって正しかった、それは否定しません

ジュラル

ですが、その考えは、変えた方がいいかもしれませんね…

シンドバッド

何故だい？

ジュラル

いつか、独りになってしまいますよ

シンドバッド

…!!

シンドバッド

…それは無いな笑

シンドバッド

俺には仲間がいる笑

ジュラル

……そうですね、私もそう願います

シンドバッド

君は分からない人だな

ジュラル

ジュダルを邪見にする時は、内心ムカついていましたよ笑

シンドバッド

ｷﾞｸ

シンドバッド

笑顔が怖いな、笑

ジュラル

ﾌﾌ笑

シンドバッド

笑

シンドバッド

思えばこうして話すのもあの時以来初めてだね

ジュラル

仕方ありません

ジュラル

私貴方嫌いですし、極力避けてましたから

シンドバッド

あ、洗脳がどうとかじゃないんだ、💧‬

ジュラル

…私が、貴方と話していて気づいたことなんですが

シンドバッド

？

ジュラル

貴方は、悲しい人だったんですね

シンドバッド

………?

ジュラル

(…正しいが故に、間違えることがないと考えてしまう)

ジュラル

(周りもその正しさと王の器に流され、間違えを間違えだと思わず、ついて行ってしまう)

ジュラル

(この人自身も、一人で背負うことしか考えていない、助けてもらうことも、一緒に仲間と共に前へ進むことが分かっていない)

ジュラル

なんて傲慢で、可哀想な人…

シンドバッド

…君に、言われたくはないよ

ジュラル

私は、優しくもないし、貴方が好きでもないのでこれ以上はやめておきます

シンドバッド

俺は、今も変わらないよ

シンドバッド

君に仲間になって欲しい

ジュラル

私は、白龍の傍で生きると決めました笑

ジュラル

だからお断りします

シンドバッド

…そうか、残念だ

シンドバッド

まぁ白龍くんの傍にいるのなら、また話す機会も多くなるだろう笑

シンドバッド

その時はよろしく頼むよ

シンドバッド

そして、先程の言葉の意味を是非とも教えて欲しいものだ

ジュラル

嫌です私貴方好きではないので笑

ジュラル

それに、貴方にはきっと理解できませんよ

ジュラル

今のままなら

シンドバッド

…………

ジュラル

…私は、貴方のことが嫌いですが…それ以上に、感謝しているんですよ

ジュラル

昔、数日の旅でしたが…本当に楽しかった…笑

シンドバッド

…!!

ジュラル

貴方達に出会わなければ、私は人を殺すことも厭わない、本当の道具になっていた

ジュラル

貴方のおかげで人を好きになれた…笑

シンドバッド

…皮肉だな、そのせいで君は人を殺す度に罪悪感に囚われたことだろう

シンドバッド

俺の国のことでも

ジュラル

そうですよ、今更理解してくれても遅いですけど

シンドバッド

…俺らを恨んでいるのか…だから拒むのか…?

ジュラル

悲しかっただけです、私に恨む権利はありません

ジュラル

その時の傷は、煌帝国の皇子様方が、癒してくれました

ジュラル

だから気にしないでください、と…ヒナホホさんにも言っておいてください

シンドバッド

あぁ伝えておくよ笑

ジュラル

…(いつか、あの方の眠るお墓へ行ける日がくれば…いいな…)

ジュラル

では、私はこれで

ジュラル

白龍の元へ行かねばならぬので

シンドバッド

あぁ

シンドバッド

話せてよかったよ

ジュラル

はい笑

次回♡18

ジュダルの姉

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