明日夢
明日夢
愛紗
明日夢
愛紗
愛紗
明日夢
愛紗
明日夢
愛紗
明日夢
明日夢
明日夢
明日夢
明日夢
愛紗
丈太郎
愛紗
丈太郎
愛紗
丈太郎
愛紗
明日夢の夢を見た
初めて私に会いに来た日からずっと
明日夢はいつも丈ちゃんのことを話していた
私の知らない父親としての丈ちゃんの姿
明日夢にとって丈ちゃんはかっこよくて
ヒーローのような存在だった
丈ちゃんは仕事で大型のトラックを毎日、運転していて
大型のトラックを巧みに操る姿に明日夢は憧れていた
そして明日夢は私に
丈ちゃんのことを私が大好きになる人だと言っていた
あの頃はまだ恭也さんと付き合っていたから
そんな人が現れるなんて信じられなかったけど
明日夢の言う通り
丈ちゃんはかっこよくて優しくて
本当に私が大好きになって
心の底から愛しいと思える大切な人だった
そんな大切な人とこうして朝を迎えられる
お腹の中にはすくすくと育つ新しい命
何てことない日常だけど
それが凄く嬉しくて
このまま何も起きないんじゃないか?と思えるくらい
幸せを感じていた
愛紗
丈太郎
愛紗
愛紗
丈太郎
丈太郎
愛紗
丈太郎
愛紗
丈太郎
この何気ない日常が
ずっとずっと続けばいいのに
私が事故に遭う未来なんて来なければいいのに
そう何度も思った
丈太郎
愛紗
丈太郎
愛紗
妊娠がわかって間もない頃
丈太郎
丈ちゃんはいつも出掛ける時にそう言っていた
でも丈ちゃんの仕事は大型トラックの運転
連絡しても運転中で出れないことが多く
つわりが特に酷かった日に連絡がつかず
丈ちゃんが帰宅するまで動けなかったことがあった
丈ちゃんはそれが凄くショックだったようで
それ以来、何かあればお隣の根岸夫妻を頼るようになり
琴音さんが丈ちゃんの代わりに私のことを見守ってくれていた
愛紗
玄関のそとまで丈ちゃんを見送ると
琴音
愛紗
必ず琴音さんが声をかけてくれるようになった
我が家の起床時間は丈ちゃんの出勤に合わせていてかなり早く
琴音さんは私達に合わせてわざわざ早く起きてくれている
最近は順調で経過も良好
琴音さんに連絡する回数もかなり減ってはいたが
琴音
琴音
愛紗
琴音
愛紗
琴音
琴音
愛紗
私の体調に変化がなくても
常に私のそばにいられるようにしてくれて
まるで実の娘のように可愛がってくれていた
愛紗
琴音
琴音
愛紗
琴音
琴音
琴音
愛紗
琴音
琴音
琴音
愛紗
幸せだと言ってくれるのは凄く嬉し
私も幸せな気持ちになれる
でもきっと
本当は裕太さん達に会いたくてたまらないのだろう
棚の隅にお嫁さんからの手紙がたくさん置いてあって
とても大事にしているみたいだった
琴音
琴音
琴音
琴音
正直あまり意識していなかった
結婚してからこれまで
世間で言うような嫁姑問題は起きていないし
お義母さんはいつも優しい言葉を掛けてくれる
結局あれから丈ちゃんの実家には行けていないけど
この子が生まれたら会いに行きたい
丈ちゃんと明日夢と三人で
まだちゃんと挨拶できていないお兄さん達にも会いたいな
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