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「 利 尿 薬 . 」
俺の部屋に 、今日も おんりーが 遊びに来た 。 理由は単純 、いつも通り 、 マイクラで共同作業をするだけ 。
すんなり飲むとは思ってた 。 そりゃそうだ 、 俺が自分で入れた って言えば 、 おんりーは疑いもせずに 笑ってくれる 。
──── まさか 、そのお茶に 「 ちょっとしたモノ 」 が入ってるなんて 、 想像もしてないだろう 。
ゲーム画面の向こうで 笑う 君 。
けど 俺は 、 おんりーの表情じゃなく 、 太ももを見ていた 。
さっきから時々 、 小さく 脚が揺れている 。 そわそわ 、落ち着かない 。 けど 、まだ気づかないフリを しているのがバレバレ 。
効いてきたな 、薬 。
視線が泳ぐのが分かった 。 そう 、今頃 膀胱が じわじわ 満たされてきてるはず 。
けど 、まさか 俺の入れた お茶が原因だなんて 、 さすがに そんな非道なこと 。
俺(ぼんじゅうる) が するわけない ── って 思ってるんだろ?
…… 信頼されてる って 、 便利だな 。 だからこそ 、壊しくなる 。
おんりーが ふと手を止めて 、 足をクロスさせた 。
その瞬間 、ゲームの音すら 止まった気がした 。
俺は にやりと口角を上げたのを 、 あえて 見せずに言う 。
その声は 、ちょっと震えてた 。 顔を赤くしてるのは 、 ゲームのせいじゃない 。
そっちじゃねえんだよな 、 今 熱いのは 。
膝を ぎゅっと閉じて 、 画面に集中しようとする姿が 、 たまらなく愛しい 。
これが罪なら 、 俺は もう 何度でも犯す 。