○○
みんな、聞いてほしいことがあるの
マイキー
どーした?
千冬
どうしたんすか?
三ツ谷
ん?
ドラケン
なんだ?
場地
どうした?
○○
私屋上に行ったんだ
マイキー
うん
○○
(靴を脱ぎかけたときに)
○○
三つ編みの先客に
○○
声をかけてしまった
千冬
はい
○○
「ねえ、やめなよ。」
ドラケン
そいつどうしたんだ?
千冬
飛び降りようとしてたとか?
三ツ谷
そうかもな
○○
口をついて出ただけ
○○
本当はどうでも良かった
マイキー
どうでもいいのか?
○○
(先を越されるのが
なんとなく癪だった)
なんとなく癪だった)
○○
三つ編みの子は語る
場地
おう?
○○
どっかで聞いたようなこと
○○
運命の人だった
○○
どうしても愛されたかった
三ツ谷
失恋したのか?
マイキー
あー
○○
私言ったんだよ
○○
ふざけんな!
○○
そんなことくらいで
場地
そんなことくらいとか
言ったらダメなんじゃないか?
言ったらダメなんじゃないか?
三ツ谷
たしかに
○○
私の先を越そうだなんて
○○
欲しいものが手に入らないなんて
○○
奪われたこともないくせに
マイキー
○○はあるのか,,,
○○
話したら楽になったって
○○
三つ編みの子は消えてった
千冬
良かったっすね
ドラケン
だな
○○
さあ今日こそは
○○
(と靴を脱ぎかけた)
○○
そこに
○○
背の低い女の子
場地
○○も低い気がするな
千冬
確かに
○○
また声をかけてしまった
マイキー
うん
○○
背の低い子は語る
○○
クラスでの孤立を
○○
無視されて、奪われて
○○
居場所がないんだって
マイキー
いじめかー?
場地
つらい奴ばっかだな
○○
ふざけんな!
○○
そんなことくらいで
ドラケン
軽い問題じゃないと思うけどな
○○
私の先を越そうだなんて
○○
それでも
○○
家では愛されて
○○
温かいご飯もあるんでしょ?
○○
お腹が空いたと泣いて
○○
背の低い子は消えてった
三ツ谷
なんか皆○○と似てるな
マイキー
あー、確かに
○○
そうやって何人かに
○○
声をかけて
○○
追い返して
場地
そんなに居たのか
○○
私自身の
○○
痛みは誰にも
○○
言えないまま、w
マイキー
○○大丈夫か?
三ツ谷
言っていいぞ?
○○
何人目かに会ったんだ
○○
黄色いカーディガンの子
ドラケン
そういえば○○も
黄色いカーディガン着てるよな
黄色いカーディガン着てるよな
○○
家に帰るたびに
○○
増え続けるあざを
○○
消し去ってしまうため
○○
ここに来たの
○○
と言った
○○
口をついて出ただけ
○○
本当はどうでも良かった
○○
思ってもいないこと
○○
でも声をかけてしまった
○○
「ねぇ、やめてよ,,,」
○○
あぁ、どうしよう
○○
この子は止められない
○○
私には止める資格がない
○○
それでもここからは消えてよ
場地
すげぇ追い返すな?
○○
君を見ていると苦しいんだ
千冬
待ってください、
この話繋がって,,,
この話繋がって,,,
マイキー
は、?
○○どこだよ
○○どこだよ
○○
じゃあ今日はやめておくよ
○○
って
○○
目を伏せたまま消えてった
三ツ谷
○○どこだ!
千冬
○○さん!
場地
おい○○!
ドラケン
もしかして屋上か?
マイキー
絶対そうだ!
三ツ谷
急げ!
○○
今日こそは誰もいない
○○
私1人だけ
○○
誰にも邪魔されない
○○
邪魔してはくれない,,,w
○○
カーディガンは脱いで、
○○
三つ編みをほどいて
○○
背の低い私は
○○
今から飛びます!w
ヒョイ
マイキー
○○!
ガシッ
○○
ま、マイキー?
○○
どうして,,,泣
千冬
なんで相談しなかったんすか!
三ツ谷
○○をいじめたヤツら全員絞めてやる
ドラケン
持ち上げるぞ!
ガシャン
場地
辛かったな、
千冬
泣いて良いっすよ
○○
泣
ありがとぅ
ありがとぅ
○○
これからもよろしくおねがいします
(´•̥ω•̥`)
(´•̥ω•̥`)
当たり前だ!