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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

風鈴の音。

カレンダーのめくれる音。

思い出の写真の裏に書かれた文字。

部屋の空気をさらっていく風

なるべくエアコンはつけないっていう私の拘り

電気代がかかっちゃう

なるべく節約したいもの。まだ、この暑さは耐えられる。うん。

ちょっとでも節約、

そうだ、今日、夜からバイトだった。

(体が重い)

(眠い、もうちょっとだけ寝ちゃおうかな)

10分、10分だよ、

(アラーム...つけよ)

おやすみ

あ、

やば

30分経ってる

(いつ目覚まし止めた?)

(眠い、)

(ああ、もう、起きなきゃ)

...

着替えて、ご飯食べて、

お風呂...めんどくさい、いいや

ふぅ〜...

はあ

テレビをつけてもお金かかるだけだし

ゴロゴロしてよ、

10時48分を指す時計

ああ、また寝そう。

ず〜っとこうして寝てたい。

眠い。

(遅くまで寝てたから余計眠い)

あ、洗濯しなきゃ

洗濯程めんどくさいものはないよね、

(洗濯かけてる間は寝ようかな)

(は〜気持ちいい、生ぬるい風がちょっと邪魔だけど)

(それも、夏だよね)

ん?

なんだろう。メール...

早く、いつもの海に来て!

たったそれだけのメール。

今は、11時35分ぴったり、

行くのに20分位、

5時間位自由時間はある。

でも、洗濯が...

(どうしよ)

洗濯してるからあと1時間ちょっとかかるけど良い?

短文の返信

(はや)

せんたくなんてどうでもいいから、はやくきて

はやく

記号も無くなって、漢字変換も無くなったメール

読みづらい

けど、急いだ方が良いみたい。

洗濯、やってるんだけどな。

まあいいや、早く行ってあげよう

失礼します!主です!ここは砂浜など海のすぐそこをイメージして頂けると嬉しいです!すみません...では続けます。

ふう〜...こんなに自転車って 辛いっけ

自転車を適当に置いて友達の所へ走る。

遠くからでも分かる

(誰か倒れてる)

はあ、ふう、

どぉしたの...

あ、あの、人が...人が...

友達は、海に泳ぎに来た訳ではなさそう。水着じゃないし、

救急車は?呼んだの?

よんだよ

早く来てくださいって、早く来てって

まだ、こない、の?

まだなの、

誰だろう。この人、知らない。

この人は、知り合い?

ああ、やっと息が戻ってきた。

慌てちゃ行けない。通常通り、 冷静に、

知らない人、通ったの、そしたら倒れてて、

この人は、海で溺れた訳じゃない?

衣服は、濡れてない。水着でも ない

じゃあ、なんで?

それは、救急の人に任せよう。

心肺停止の状態ではない。

熱中症?

わかんない、どうしたら良いんだっけ、わかんない、早く救急の人、 早く

どうしよう、死んじゃったら、どうしよう

きっと、大丈夫だよ。

大丈夫なのかもわかんない、早く。早く来て。

あ、サイレンの音がする、やっと 来た

人が、来た。

お願いします、助けてあげてください。

お願いします

大丈夫です、任せてください

ありがとうございました。

では、行きますね。

お願いします

よろしくお願いします。

2人で、深くお辞儀をする

ドップラー効果で救急車が離れていくのが分かる。

サイレンの音が聞こえなくなるまでずっとお辞儀してた。

あのね、

お買い物行く途中であの人が倒れてて、どうしようって迷ったんだけど

心臓は止まってなかったから、取り敢えず救急車呼んで、

その後に知り合いを呼ぼうと思って

何か出来そうだから、あなた呼んだの、だから、ごめんね

何も言ってないのに謝る...

謝る事じゃないよ、人助けだもん。

謝らないで大丈夫

うん、すごくすごく怖かった。

早く、誰か人が来た方が良いと思ったから

めっちゃ急かした

ごめんね

大丈夫だから、気にしないで

その一言を最後に会話は止まった。

少し経って、

帰るね

そう言ったのは私の方から。

あ、うん。来てくれてありがとう

そんな短い返事。

じゃあね、何かあったら連絡してね

「何か」の時の救急からの連絡は友達のを教えた

見つけたのは彼女だから。

適当に止めた自転車のスタンドを蹴って、ゆっくり漕ぎ出す

ペダルをゆっくりゆっくり漕いだ。

ただいま。

誰も居ないから声に出すことはない言葉。

洗濯干そう。

(もう1回洗濯かけるのはめんどくさいし、勿体ない)

洗濯物の影がかかったベッドに寝転がる

(なんか、疲れたな)

(自転車漕いだから?)

(洗濯干したから?)

いや、

(違うよね。)

(疲れた。1時間位寝よう。)

ふぅっはあ〜

おはよう

別に声に出す訳でもない、

バイトに行く、準備しよう。

お水を飲もう、暑いから

コップ1杯の水を飲む。

(いつか私も脱水症状で倒れそう。)

後日、聞いた話。

あの人、無事よ

熱中症で倒れてただけだって

うん、まあそんなことだとは思ってたよ。良かったね。

熱中症だって、私もなるかしら、エアコン、つけたくないけど。

(つけなきゃ危ないかなぁ)

風鈴の音がよく響いてる。

親に、貰った風鈴。

チリンチリンって、可愛らしい音を出す。ちょっとだけ気に入ってる。

生ぬるい、いや、暑い風が音を運ぶ

一緒に眠気も運んで来たみたい。

ああ眠い

バイトの時間までちょっと寝よう

「おやすみ」

どうもこんにちは!

aliceです!

今回は、2作品目の焔04様のコンテスト出場作品です!

前作と同じく、テーマは夏です!

どうでしたでしょうか...

つまらん!

金賞狙うどころか、入賞、いや入賞候補にものらんよ!

うっ...‪

一人芝居失礼しました。(ごめんなさい‪w)

でも、コンテストに出れただけでとても嬉しいです!

2作品も出させてくれてありがとうございます(´;ω;`)

書いててとても楽しかったです!

結果が楽しみです!

では、さよなら〜

この作品はいかがでしたか?

216

コメント

23

ユーザー

生活感?みたいな物が素敵に書かれていて、夢中になりました!!

ユーザー

焔くんのコンテスト2作品目!出れただけで嬉しいのに2作品も!感謝しかないです...笑 背景が暗い所は目を閉じてるというのをイメージしてます‪w 前作よりマシになったかな...と‪w整ったかなって思います‪w

ユーザー

またまた参加ありがとうぉおおお!やっぱ神作品だわ←何様だ!

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