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水 side

コサメ

なつくーん、みこちゃーん!次あっちー!!

ミコト

うわぁ…待ってよこさめちゃん!

ナツ

おい落ち着けって!

コサメ

〜♪

つい数時間前から

こさめとなつくんとみこちゃんは、一緒に街に来ていた

コサメ

あれ!こさめあれ食べたい

コサメ

買ってくる!

ミコト

す、するめいか…?

ナツ

あぁ…東国の変わった食べ物な

ナツ

シクスフォニアは鎖国してるから、噂で模してつくってるらしいけど

ミコト

そうなんや…なんかすごいなぁ(?)

コサメ

ん!うまー!!

普段食べないようなものを食べたり

色んなお店を回ったり

そんな休暇日を過ごしていて、少しした頃

ミコト

ごめんな〜、なっちゃんこさめちゃんをお願いね

ナツ

はいよー

みこちゃんが他の従者から頼まれたおつかいの品がある、ということで

こさめはしばらくなつくんと2人で街を回ることになった

ナツ

他に行きたいとことかある?

ナツ

俺結構この辺詳しいから、案内できるかも

コサメ

え、そうなん!?

コサメ

んー、折角だからいつもできないような楽しいことしたいよなぁ

コサメ

子供のときみたいにわー!ってやりたい

ナツ

それは普段からやってるだろお前w

いつもの調子で楽しく話していて

2人揃って歩いていたとき、

コサメ

(ん…?)

上級妃

___!

下級妃

___、____

ふと遠くから、声が聞こえてきて

コサメ

(怒ってる…?)

何か、嫌な予感がしたから

コサメ

ごめんなつくん、あっち行きたいかも

ナツ

? いいけど

早足で、その声のする方へ向かった

近づいていくと、声の元は大きくなっていく

上級妃

___!!___?

激しい怒鳴り声に

下級妃

___っ

怯えたような、か細い声

聞こえるたびに、こさめの中に嫌な記憶も蘇ってくる

コサメ

っ……

そして、その声の元が見えたとき

目の前が真っ暗になった

上級妃

だから、私が悪いって言うの!?あなた下級妃でしょう?

下級妃

も、申し訳ございません…でも、それだけはお譲りすることができません!

下級妃

お許しくださいっ!姉からの贈り物なんです

華やかで綺麗なドレスを見に纏った人と、少しだけ汚れたドレスを身に纏った人

一眼見てわかった

上級妃が、下級妃をいじめているのだと

繰り返される鋭い言葉の刃と、泣いている下級妃

コサメ

……っ!!

居ても立ってもいられなくなって、その場に飛び出そうとしたとき

ナツ

こさめ、やめとけ

冷静に手首を掴んでこさめを止めたのはなつくんだった

コサメ

何でっ…何で止めるの!!

ナツ

お前は中級妃だ

ナツ

止めに入ったところで、一緒に被害に遭うだけ

ナツ

行ったところで何も変わらない

コサメ

……っ、

確かにその通りだった

上の位の人がいる以上、こさめが動こうが何も変わらない

変わらない、変わるはずがない

頭ではわかっていた

だけど……

コサメ

(だって…)

〝いい加減にしろっ!〟

コサメ

だって、

〝お前の方が下の身分なんだから楯突くんじゃない〟

コサメ

放っておけんやんっ!!あんなの!

ナツ

っ!

体が、心が…目の前で起こっていることを許さなかった

なつくんが驚いたように目を見開く

そして、手首を掴む力が緩まったのを感じてから

ナツ

おい!こさめ!

こさめは2人の間に飛び出した

コサメ

やめなよっ…!!

上級妃

は?

コサメ

見てわからんの!?この子嫌がってるやん!

床にしゃがみ込んだ下級妃を守るようにして、間に入り込む

コサメ

あなたが持っているお守り、この子のですよね

上級妃

そうだけど、それが何だって言うの?

上級妃

形が気に入ったから、私が貰ってあげようってだけなのに

コサメ

さっき聞きましたよ…この子は姉から貰ったと言っていました

コサメ

あなたが持つべきものではないはずです

上級妃

……あなた、見るからに中級妃ね?

上級妃

なら、私に楯突いて良い立場ではないでしょう?さっさと失せなさい

上級妃

今失せれば、あなたに手は出さない

ほら、そうやってすぐ自分の立場を使う

コサメ

嫌だ…

上級妃

何言ってんの?

コサメ

嫌だって言ってるの!!

コサメ

この子にそれ返して…!!

コサメ

上の立場だからって、していいことと悪いことがあるってわからんの!?

上級妃

な、何よ!?

上級妃

私に逆らうって言うの!?

コサメ

逆らう

コサメ

こさめは嫌だから、そういうの

もう、どうでも良くなっていた

下級妃

っ……ぁ、

後ろにいるこの子が助かれば、それでいい

コサメ

大切な、お姉さんからのなんでしょ?

下級妃

は……はい、

コサメ

絶対に取り返すから

こんな争いがなくなるなら、それでいい

だからこさめは

上級妃

っ…!!

上級妃が手を振り上げたのを見て

コサメ

(あ…くらうな)

潔く、痛みを受け入れようと目を瞑った

でも……

コサメ

(あれ…?)

いくら待っても、予想した痛みが来ることはなくて

ゆっくり、

ゆっくり目を開けると…

ナツ

お止めください

そこには上級妃の手を止めている、なつくんがいたんだ

桜の花嫁を、君ニ捧グ。

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