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コメント
3件
主様お疲れ様です✨️🩵くんを助ける❤️くんかっこよすぎます✨️続き楽しみです✨️無理しない程度に投稿頑張ってください
咄嗟のことで、理解が追いつかない
上級妃
ナツ
でも……間違いなくなつくんが
こさめたちのことを助けてくれたということはわかった
ナツ
上級妃
ナツ
ナツ
上級妃
コサメ
ナツ
コサメ
どうしよう…どうしたらいい?
そう悩んでいるうちに上級妃は一歩近づき、なつくんの顔を覗き込む
上級妃
上級妃
コサメ
そして、見入るように頬を撫でた
コサメ
全てがスローモーションに見える
嫌なことが目の前で起こり続けていて
怒りと恐怖と…色んな感情でぐちゃぐちゃになりそうだ
ナツ
ナツ
ナツ
ナツ
ナツ
それまでは丁寧な口調だったなつくんが、挑発的な口調で言う
上級妃
ナツ
コサメ
そして、
綺麗な紅色の瞳を細め、まるで刃物を突き立てるかのように言い放った
ナツ
上級妃
そう
さっきよりずっと多くの人が周りに集まっていたのだ
中には…身分を第一に考えるような、この上級妃と同じ意見の人もいるだろう
けど…だけど、それ以上に
モブ
モブ
モブ
強い瞳に、賛同するものが多かった
上級妃
しばらくして、上級妃は舌打ちをすると
モブ
モブ
群衆を退けるようにし、走って逃げていった
辺り周辺に、沈黙が走る
コサメ
ナツ
その返事を聞いた瞬間、全身の力が抜けて床に座り込んだ
コサメ
下級妃
コサメ
下級妃
下級妃
コサメ
下級妃
上級妃は逃げるときにお守りを落としていったようで
下級妃の元には、しっかりとそれが握られていた
下級妃
コサメ
コサメ
コサメ
下級妃
下級妃
ナツ
保護されていく下級妃を見守ってから、
ナツ
コサメ
こさめたちは、その場を離れることにした
辺りの喧騒はだいぶおさまってきていて
気まずい雰囲気がその場に残る
足音だけが、ただ響いた
コサメ
ナツ
コサメ
ピタっと、少し先を歩くなつくんが止まる
コサメ
コサメ
コサメ
そう言って頭を下げると、
ナツ
微かな笑い声と共に
コサメ
こさめの上に大きな手が置かれた
ナツ
ナツ
ナツ
コサメ
ナツ
〝放っておけんやんっ!!あんなの!〟
〝絶対に取り返すから〟
ナツ
コサメ
目にじわじわと、熱いものが溜まってくる
コサメ
ナツ
コサメ
ナツ
ナツ
ナツ
コサメ
その瞬間、思いっきり涙が溢れ出した
手の温もりが
さっきまで鋭かった目が
どうしようもなく、優しくて
コサメ
ナツ
人目を忘れて、泣いてしまった
ミコト
コサメ
やっと少なくなった人溜まりの中から、みこちゃんが走って出てくる
ミコト
コサメ
ナツ
ナツ
ミコト
ミコト
ミコト
コサメ
今度は思いっきりみこちゃんに飛びつく
今日のことは、
痛くて辛くて悲しくて…
でも忘れられない
コサメ
暖かい思い出になった