それから私は昴くんと図書室で過ごすことが多くなった。
昴くんは図書室によくいることが多いからだ。
昴くんはすごく優しくて色んな話をしてくれるし、聞いてくれる。
昴くんがずっと前から入院していること、
昴くんは私より3歳上だと言うこと、
昴くんの趣味、好きな食べ物、
いっぱい話した。
齋藤 昴
詩ちゃん、僕のお気に入りの場所があるんだ。
齋藤 昴
一緒に来てくれる?
大崎 詩
もちろんっ!!
大崎 詩
うわぁ〜、綺麗…
大崎 詩
病院にこんな庭あったんだ、!
齋藤 昴
うん、僕も最初同じこと思ってた、笑
齋藤 昴
この花とか綺麗だと思わない?
大崎 詩
めちゃめちゃ綺麗だと思います!!
齋藤 昴
あっ、詩ちゃんに花びらが乗ってる、
大崎 詩
え!!ほんとですか!?
大崎 詩
取ってください〜!!
齋藤 昴
…でも、すごく綺麗。
大崎 詩
…!!//
大崎 詩
(また不整脈…?)
大崎 詩
じゃ、じゃあこのままにしておこっかな〜…
…でも唯一昴くんが話してくれないことがあった。
それは、
大崎 詩
そういえば、昴くんはなんで入院してるんですか?
齋藤 昴
うーん、
齋藤 昴
ごめんね、それは教えられないや。笑
入院している理由だった。