悠佑
ねぇ、
If
っ
悠佑
ねえ!
If
!.........ッ
悠佑
教えてよ、
悠佑
ねぇ、まろ!
悠佑
俺もう辛いの、死にたいの、苦しいの
悠佑
死んじゃだめなの?
屋上に呼ばれて、
俺を呼んだのは前と変わってしまった長髪の君
増えた痛々しい痣
頬に貼られたガーゼ
前のようなシトリンのような美しい瞳も
今ではもう黒く、どす黒く
塗りつぶされてしまった
悠佑
教えてよ、ねぇ、
悠佑
まろ、
ごめんよ、
こうするしか俺には
If
ギュ
悠佑
ねぇ、!?、まろ、?
If
ごめん、ごめんね
If
判断できなくて、
悠佑
.........
If
生か死かなんて俺、
If
判断する資格ないんだよ、
悠佑
っ、.....
悠佑
ッどうして、どうして、.........
If
俺も、どうしていいか
If
わからんよ、
If
生きてなんてお前に言える価値は俺にはないの、、
If
ごめん、望み通りにならんくて
これから
どうしよ
If
っはぁ、
If
はは、
If
なんで出てきちゃうんだよ、
夏
If
夏なんか来ないでいいよ、、
蝉の音が響いていた午前10時