あぁ、とてもいい天気だ
日がポカポカしてて、暖かい
空も雲と青い部分が丁度よく馴染んでる
こんな素敵なは日に
素敵な今日という日だから
私は
死ぬ
特に辛いことがあったわけではない
いじめられてもいない 虐待もない しかし 親からの愛もない 友情も知らない こんなんで生きていられるだろうか?
今回は少し
いや、色々運が悪かったんだ
運悪く愛に飢えて 運悪く友情を知ることができなくて 運悪く自殺することになった
大丈夫、来世に期待しよう
きっといい人生を送っているはず
神様はそこまで意地悪ではないはず
ねぇ、神様お願い 来世は私を 素敵な家庭の子にしてね
小春
私は11階のビル屋上にいる
このビルは見た目からも 脆く、ヒビが少し入っている 危ないから立ち入り禁止の看板があった きっとここなら誰も邪魔しない
屋上の柵を超える
空を前にして
脚を落とそうと…
優奈
小春
誰?
ここは立ち入り禁止のはず
君も自殺しにきたの?
でも、何で止めるの?
私と同じくらいの歳の少女が必死になって私の腕を引っ張る
何で、そんなに必死なの?
私と貴方は他人なのに
私は力が抜けていた
なので、あっさり引っ張られ、 気付いたらビルの12階と思われる場所にいた
少女
少女
少女
少女
少女
いや。充分貴方も若そうですよ
少女
小春
少女
少女
小春
少女
少女
少女
小春
小春
少女
小春
少女
小春
少女
優奈
小春
優奈
少女
小春
小春
優奈
優奈
小春
小春
優奈
優奈
小春
優奈
優奈
小春
優奈
小春
優奈
小春
優奈
優奈
優奈
優奈
優奈
どうせ、死のうと思っていた身だ
最期に人助けをした、と残しておけばいい
小春
優奈
優奈
小春
小春
優奈
優奈
小春
優奈
どうも上から目線だ
何を考えているのか
小春
優奈
小春
優奈
元気だな
小春
優奈
いや、別に欲しくないわ!
まったく…
優奈
結局自分で決めるのかい!
まぁ、別に何でもいいから、いいんだけど
小春
「ラーメン屋」
優奈
優奈
元気だな(2回目)
優奈がメニューを見たので、私も もう一つのメニューを見る
どれも美味しそうなのばかりだ
最近まともに食べていなかったせいか
かなり、お腹が空いていた
優奈
小春
小春
優奈
優奈
小春
優奈
小春
優奈
なんか、思っていたのと違うな
てっきり何かの奴隷にさせられるかと思った
けど、ご飯を食べさせてくれた (正確にはらーめんだけど)
優奈
らーめん屋の店員
優奈
らーめん屋の店員
優奈
らーめん屋の店員
優奈
少女
小春
主人公私だけど 私より喋ってんなこの子 (作者の本音)
優奈
優奈
優奈
小春
優奈
小春
優奈
小春
優奈
いや、待て待て中学生でこんなにすごい子いる?
最近の若い子怖い (私も若い方だけど)
優奈
小春
優奈
小春
優奈
いや、教えないのに聞くか?
小春
優奈
しばらく沈黙はが続いた
その沈黙をらーめんが破った
らーめん屋の店員
優奈
小春
優奈
らーめん屋の店員
優奈
らーめんは湯気が出ていてとても美味しそうだった
優奈
勢い良くらーめんをすする優奈を見て 無性にお腹が減った
小春
らーめんは温かかった
当たり前なんだろうけど、私は温かかいものを食べたことなかった
こんなに美味しいものが死ぬ前に食べれるなんて
お腹が満たされた
らーめんが少し、しょっぱく感じる
塩を入れすぎているのか?
優奈
小春
しょっぱい原因は涙だった
ポロポロらーめんの器に入っていく
優奈
小春
優奈
優奈が差し出したタオルは とてもいい香りがした
安心するような香りが顔を包んだ
優奈
小春
優奈は優しい笑顔だった
歳下とは思えないほど優しい眼差しで私を見ていた
すると、また涙がポロポロ出てきた
優奈
優奈が私の頭の上に手をのっけて撫でた
暖かい手だ 優しい手だ 安心できる手だ
小春
優奈
私は泣き止んで、らーめんを食べた
優奈も食べている
優奈は不思議な子だ
どこか大人びていて、どこか悲しい感じがする
まぁ、自分のことは教えてくれないだろう
優奈
小春
らーめん屋を出る
優奈
小春
優奈
小春
優奈
小春
優奈
最ご どっちだろ後か期 まぁ、いいか、今は もう空はオレンジ色に染まっていた
優奈
小春
優奈
相変わらず強引だけど
今は優奈の事を頼っていいと感じた、信じていいと
私は小さくて大きな背中についていった
コメント
1件
誤字とか会ったらすみません