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ホントの方言だ…!?
宇山 兎和子(トワコ)
バスで一時間
歩いて、さらに一時間
やっとの思いで たどり着いたのは
宇山 珀兎(ハクト)
想像以上に 古ぼけた民家だった
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 珀兎(ハクト)
僕は5歳まで この村に居たらしい
“らしい”と言うのは 当時の記憶がないからだ
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
ドンドンと母が戸を叩くと
しばらくして 引き戸が開かれた
ハクトの祖母
ハクトの祖母
ハクトの祖母
ハクトの祖母
ハクトの祖母
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
ハクトの祖父
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
ハクトの祖父
ハクトの祖母
ハクトの祖父
ハクトの祖父
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
ハクトの祖母
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
ハクトの祖父
ハクトの祖父
祖父が怒ったまま 家に戻ろうとする
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
玄関に入る、少し前で
祖父は足を止め 僕をジロリと睨みつけた
ハクトの祖父
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
ハクトの祖父
ハクトの祖父
宇山 珀兎(ハクト)
ハクトの祖父
ハクトの祖父
宇山 珀兎(ハクト)
そう言うと祖父は 家の中に戻っていった
ハクトの祖母
ハクトの祖母
ハクトの祖母
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 珀兎(ハクト)
ハクトの祖母
ハクトの祖母
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
ハクトの祖母
ハクトの祖母
祖母が細い手で 僕の頭をなでた
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
ハクトの祖母
ハクトの祖母
ハクトの祖母
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
ハクトの祖母
ハクトの祖母
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
ハクトの祖母
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
ハクトの祖母
ハクトの祖母
祖母が心配そうに 僕を見る
宇山 珀兎(ハクト)
ハクトの祖母
ハクトの祖母
ハクトの祖母
あっちに行けとばかりに 祖母が手を振る
宇山 珀兎(ハクト)
ハクトの祖母
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 珀兎(ハクト)
本当は納得なんて していなかったけれど
宇山 珀兎(ハクト)
部屋で1人になると
急激な睡魔に襲われた
「そら、よかったな」
「後で、礼言わんと」
「どないした?」
「……それは」
「上物やからな?」
「それもあるけど」
「かわいいって意味や」
「ほんまや」
「なれるにきまっとう」
「立派なお付様に」
「……そうか」
女の子の表情は どこか、寂しげで
聞いている僕まで 悲しい気持ちになった
ジリリリッ
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
どくん
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
どくん
波打つ鼓動が 正解を伝える
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 珀兎(ハクト)
そうは言うものの
頬を伝う涙は ただただ流れ続けた