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太陽の日差しが眩しい

真っ青な空の下

君は今日も輝いて見える

私には勿体ないくらい

イケメンの君

なのに……

どうして君は

気づいてくれないんですか?

私は一年以上も

君を好きなのに───

1年生の体育の時間

必ずと言っていいほど

大きな声を出している

声の高い男の子がいた

誰なのかは分からない

でも私の中で

この人と

何かが始まる予感がした

その予感は的中した

2年生の時に

同じクラスになり

声を聞いてすぐに分かった

この人だ……

と……

眼鏡をかけていて私より

ほんの少し背が高くて……

そんな君に

一目惚れ

しちゃいました

田中バイバイ!

美鈴

美鈴

ば、バイバイ……!

同じクラスになって

まだ2日しか経ってないのに

名前を覚えててくれて……

正直に言うと

この日この時

君をもっと好きになって……

田中バイバイ!

この言葉が

頭から離れなかった

でもね……?

君があの子に告白した時

私は心臓を針で

刺されたと思うくらい

胸がズキズキして

苦しかった

辛かった

でもその感情は

表に出さずに

そっと心のポケットに

閉じ込めた

だけど君は

あの子に振られてしまった

それを知った時

少しだけ嬉しくなって……

安心してしまった……

2年生も残すところ

あと1ヶ月になった

その時

臨時休校

終業式に告白する

そう考えていたのに……

美鈴

すずちゃん!

今日、告っちゃえ!

美鈴

え……!?

だって、今日が最後なんだよ……!?

一応1か月後に終業式あるけどさ……

美鈴

無理だよ……笑

無理じゃないよ……!!

すずちゃんなら大丈夫……!!

もちろん、うちも手伝うからさ……!!

美鈴

美鈴

わ、分かった……?

よし、それでいこう!

ドキドキ

ドキドキ

ドキドキ

ドキドキ

ドキドキ

今日告白するって

考えただけで

胸の鼓動が早くなる……

廉ー!

すずちゃんが話したいことあるんだって!

俺?

いいよ?

わざわざ自転車を止めて

真剣な表情で

私を見てくれる

美鈴

美鈴

れ、廉……!

美鈴

私ずっと前から廉のことが好きだったんだ……!!

美鈴

だから、その……

美鈴

返事考えててください……!!

分かった

じゃあ、バイバイ!

美鈴

うん、バイバイ!

この時の君は

いつも以上にかっこよくて

優しかった……

田中

美鈴

な、何……?

あのさ……

告白の返事なんだけど……

美鈴

う、うん……?

告白してくれたのは嬉しかったけど、今回は……

美鈴

そ、そっか……

うん……

ごめんね……

美鈴

だ、大丈夫だよ……!

美鈴

本当は大丈夫じゃない

今にも涙が零れそう

それでも君の前では

泣かない……

笑顔で───

美鈴

返事考えてくれてありがとう……!

うん

美鈴

バイバイ……!

バイバイ

美鈴

振られちゃった……

でも私は私なりに

頑張った……

だから、だから……

今日はもう

泣いていいよね……?

君は約1か月間

真剣に答えを考えてくれた

その優しさに

さらに惚れちゃった……

私の恋はもう

終わったことかもしれない

それでもひたすら

アタックし続けるよ

だって君のことが

好きだから────

〜帰宅後〜

美鈴

ふぅーー……

美鈴

らぁーー……

美鈴

れぇーー……

美鈴

たぁーー……

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コメント

16

ユーザー

僕が失恋しっぱなしだからなんか納得できる…僕はまだ振られた相手がすきだから…

ユーザー
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