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俺はこの春、 医学科のある高校へ進学した
だが…謎の幻覚が見え、学校に通うことが困難になった
今では週に2回、 精神科病院に通う日々
トントン…
母
俺は、母が遠ざかっていくのを 耳で確認してから 昼飯が置いているトレイを 部屋の中に取り入れる
昼ご飯と一緒に、 父からのメッセージカードが 置かれていた
『1週間後、誕生日プレゼントにお前の好きなゲームを買いに行く。何が好きか、このメッセージカードに書いてくれ。 お前の父、マークス』
…と思ったその瞬間
目覚めると俺は、小さな湖のそばで 倒れていた
あたり一面森で覆われていて、 迷えば簡単に抜けられそうにない
…目が悪くなったのだろうか 全体的にオレンジ色に見える
俺が両手を上げ、伸びをした
ォォオオオオオオン!!!
オオカミの鳴き声が聞こえ、 混乱していると…
カサカサ…
バサッ!!!
俺は死を覚悟した
…その時
タタタタ……
バサッ!!!!
1人の男が駆けてきて、 オオカミを刀で切りつけ、 吹き飛ばした
それも、目にも止まらぬ速さで
ザバン!!!
オオカミは湖の底へ沈んでいった
俺は、駆けつけた男を見る
男は…
人間ではなかった
機械のような…サイボーグのような体をしていた
マジマジと見ていると、 男が背を向けこの場を去ろうとする
お礼を言わなくてはいけないと思い、 「待ってくれ!」と叫ぼうとした 次の瞬間
---- ---- -・-・ -・・・ ・-・
幻覚を見そうになり、 恐怖のあまり唸ってしまう
俺の唸り声で、男は立ち止まった
そう言い残し、 男は再びこの場を去った
俺は慌てて男の後に続く
この時は何もかもが新しく見え、 気づくことができなかった
俺の身体が 今、どうなっているのかを…
オレンジ色の森の中を どんどん歩いていく
「死にたくなけりゃついてこい」 男の声が耳にこびりついて 離れない
そう思っていると、 男が問いかけてきた
急に怖くなり、 俺は当たりを見回したが、 オオカミがいる気配が全くない
この先… 本当に俺は家に帰れるのか
不安な気持ちで いっぱいになっていると、 森の中にぽつんと建つ 一軒家にたどり着く
…と男が言った次の瞬間
ドォォォォォォン!!!
家の扉が豪快に開き、 俺は思わず叫んでしまった
豪快に扉を開けた、 背の高い女の子が俺に謝罪する
ジェミ
ジェミ
ラース
ラース
ジェミ
あれ…?
さっきまで覚えて…………?
ラース
ジェミ
ジェミ
ジェミ
ジェミ
…パーカ?
ラース
ジェミ
ラース
ラース
ジェミ
そして2人は森の奥へと進む
…
そうか…
俺は…
ラース
ラース
ラース
ラース
パーカ
ラース
パーカ
ラース
パーカ
ラース
パーカ
パーカ
ラース
パーカ
パーカ
パーカ
パーカ
ラース
パーカ
パーカ
ラース
ラース
ラース
ラース
パーカ
ラース
ジェミ
パーカ
ラース
ラース
ラース
パーカ
ラース
ラースは、 助走をつけ木を踏み台にし蹴り 片手で左に分れている木の枝に捕まり 一回転してその上に乗る
パーカ
パーカ
ラース
ジェミ
ジェミは大きくジャンプをし、 枝に捕まることなく右に分かれている枝に乗る
パーカ
ジェミ
ラース
パーカ
俺は、2人が登っている木とは違う 木を目掛けて助走をつけた
木を踏み台にし蹴り 片手で分れ木に捕まる
パーカ
俺は回転しようと脚を 後ろに振った
ボキッ!!!!
パーカ
ドンッ!!
片手で捕まっていた枝が折れ、 俺は落ちて尻もちをついた
ジェミ
パーカ
ラース
パーカ
先程と同じように 枝に捕まろうとするが スルッと手が滑り、再び落ちる
パーカ
ラース
ジェミ
ラース
ジェミ
木の上での会話を終え、 2人は飛び降り俺のそばへ寄る
ラース
ジェミ
ラースは俺たちに背を向け、 来た道を戻っていく
俺が尻もちをついたまま座っていると ジェミが手を差し伸ばしてくれた
ジェミ
パーカ
俺は手を取り、ジェミの力をほとんど 借りて立ち上がった
ジェミ
ジェミ
パーカ
ジェミ
パーカ
ジェミ
ジェミ
夕暮れ
パーカ
パーカ
パーカ
ジェミ
パーカ
ドン!!!!!!
ジェミ